赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
通報 |
>劉
___俺に?、(森の中に構えている一軒家は誰彼の邸宅と比べて大きいものではない。寧ろ木造りの暖かみが有る自然に馴染んだ隠れ家だとか別荘だとかそんな印象を持たせる作りで。窓の外へ顔見知りの鳥が留まるとその鳥を迎えるべく窓を開き、仕事に何か不具合でも生じたのかと心配性の胃は既にキリリと痛みを抱き。然しそれは取り越し苦労、珍しくも己宛てに手紙が届けられたらしいと一通のそれを受け取って。封を開き、並ぶ文字を読めば珍しいことは重なるものだと感想を抱く。顔も知らぬ人物に宛てた手紙だなんて、と読み込むように文字の羅列を追い込んでいけばある一文に目が止まる。会いに行く、とは?と疑問ばかりが浮かぶ中で窓より身を乗り出せば確かにこちらへやってくる少女の姿を見つけ。ぽかん、と口を開きながら彼女へ目を向ければ「____手紙のアリス?」と先ずは正しいのかどうかを知る為に封筒を窓より覗かせて確認の声を上げ)
トピック検索 |