赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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エスコートが下手なライオンさんへ
不思議の国とは聞いていたけれど、まさか小鳥さんがお手紙を運んでくれるなんて驚きました。
折角なので小鳥さんが運ぶところを見たかったので、試しに貴方に文を綴ることにしました。
恋文と勘違いさせたなら、先に謝っておきます。
試し書きとはいえ、中身のないお手紙を小鳥さんに運んでもらうのも可哀想と思ったので
内容を嵩増しするためにこの間のプレゼントについての話でも綴ろうかと思います。
貴方に似てとぼけた顔のライオンさんだったけれど、私の一人目のお友達としてはまずまずの
子でした。
貴方が言っていたとおり頂いたお部屋は少し寂しかったけれど、あの子と一緒に寝るとその
寂しさも少し和らいだように思います。
やはりあの子は今の私にとっては"もっとも価値のある"プレゼントだったのでしょう。
お部屋でお供してくれたのはあの子だけれど、あの子を買い与えてくれた貴方にも礼儀として
お礼を言っておきます。
何だかんだでそれなりに長く綴ることが出来たけれど、果たして本当に小鳥さんがこの手紙を
届けてくれるのか、今更だけど少し心配になってきました。
、
、
、
茨に絡んだ髪を解いてくれてありがとう。
不安になっていたところを励ましてくれてありがとう。
ぬいぐるみをプレゼントしてくれてありがとう。
手を引いてくれてありがとう。
届かないだろう手紙にお礼を綴るなんて子供っぽい意地なのだろうけど、
今はこれでお礼を言えたつもりでいさせてね。
(「劉 詠凛」の記名の上から文字を消す様に二重線を引き)
( / 新しい項目が追加されていましたので、試しに使用させて頂きました!
まだきちんと勝手が掴めておらず、一先ず手紙の文面だけということで書かせて頂きました。
世界観に合った素敵なシステムですから、これからも時折使わせて頂きますね。)
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