そうは言うがこんなところで転んで怪我をされては困る(足を止めた彼女に合わせてこちらも足を止めて振り返り、ただでさえ足場の悪い山中を歩きにくい格好で危なっかしい足どりで歩く彼女を放ってはおけないと真剣な眼差しを向けて。そうしてふと彼女の様子の変化に気がつけば「それより、少々顔が赤いように見えるのだがどこか具合でも悪いのか?」今度は彼女の体調を心配して)