主 2017-10-14 10:13:17 |
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お噺
時は幕末の動乱期、倒幕を目指す維新志士達はこの京の都に集まっていた。しかし、維新志士達の殆どが京の都を騒がす人斬り集団【闇神】に容赦無く斬られ、また治安維持集団【壬生狼】に捕まり、妖の集団【魂喰】によって殺されていた。京の都に住む者達は妖の集団【魂喰】を討伐してもらう為に人斬り集団【闇神】か治安維持集団【壬生狼】に依頼していた。【闇神】も【壬生狼】も建前は違えど同じ人斬りの集団、払う依頼金も相当だった。しかしそうでもしなければ【魂喰】に命を喰われるからである。京の都はこの二つの集団に頼らざるを得ない状況となった。しかし、【闇神】と【壬生狼】は犬猿の仲…一度この二つの集団に属する剣士が出会うとお互いに刀を抜き例え街中でも戦いが始まる。京の都は正に魑魅魍魎群雄割拠の一つの世界となっていった。二つの集団の血で血を洗う抗争…見えぬ妖の集団の恐怖、この京の都は絶望と希望に支配され、いつしか住む者達も諦めにも似た平穏を送っていた。果たして先の見えぬ混沌としたこの京の都が光に包まれるのはいつの日になるのだろうか
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