放課後、旧校舎にて。【3L／人数制限あり／人外あり／学園】

　　　　× × × 年　、　日本は妖怪によって焼き消された　。





　原因は　、　封印していた妖怪の脱走　。　

　何らかの事故で 霊力が弱まり　その隙を見て妖怪達が脱走したのとの事　。



　焼き消された日本で　生き残っていた 日本一の陰陽師「 源 頼朝 」が　最後の力を使い　、　妖怪達を今度はもう二度と脱走しない様に　と、命に代えて封印した　。







　　　それから　約１０００ 年後　




　焼き消された日本は　生き残っていた人々で　元の日本を取り戻していった　。

　今はもう　妖怪達も封印されたまま　平和な日々が続いていた　、





　はずだった　。

　また　妖怪達が逃げ出した　、　流石に二度も逃げるのは可笑しい　と考え始めた　源家の人間　。



　「 誰かが逃がしたのではないか？ 」
　「 嫌、人間では無理だろう...。ならば封印から逃れた妖怪がいるのか？ 」



　それはそれは大正解であった　、


　一度目の脱走は　事故　。
　二度目の脱走は　一度目の封印に逃れた妖怪達が逃がしたのである　。



　前例があった　焼き消されるのはもう分かっていた事だった　、


　源は対処を取り　存在する限りの妖怪を封印ではなく殺した。

　そして　日本を救い　ヒーローとなった　。



　人々はこの事を「 妖怪抹消劇 」と呼んだ。




　皆からは　名誉を貰い 歓声を浴びて　浮かれていた　、

　妖怪への警戒が薄れていたせいで、妖怪抹消劇から逃れた極一部の妖怪達には　とても生きやすい世の中になった　。





　もしも次また逃げ出したと考えた世の中は　一応　、陰陽師専門学校を建て　対策を取った　。




　新しく建てられた筈なのに　何故か 旧校舎 と、呼ばれる　立ち入り禁止のテープが計り知れない程貼っている所があった　。



　とある生徒が　そこへ入って行き　見たものは＿＿。





　妖怪抹消の際　生き残った妖怪達が住み着いていた　。







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