観測者 2017-10-09 13:17:50 |
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「………」
『何故わざわざ、私を斬ろうとした?最初から何もしていなければそうしやって倒れなかっただろう。純粋な疑問なんだ、答えてはくれないか』
名前/首無し
読み仮名/くびなし
モチーフ/アイルランドに伝わる妖精 【デュラハン】
性別/無性別
年齢/特定不能
役割/神話生物・始祖個体
容姿/全体を通せば人型の部類。肌はほとんどの光を吸収し跳ね返す事をしない、生き物なのかと疑われそうな異様な黒。切断されたかのように頭部がなく、首の断面図から液体とも肉とも言い難い物が幾つかゆったりと水中の泡に似た形で絶え間なく空中へ出現し、やがて煙の如く消えていく。前方へカーブを描く背筋と人間よりも15cm程は長い四肢、両腕は肘から手にかけて徐々に大きく変貌しており指先が全て尖りを帯びている。背は全長約2m。コートのような形状をした正面をファスナーで閉めた濃藍色の衣服はタートルネックの襟に、肘から袖口へ進むにつれて広がる長袖。丈は膝上までで襟と袖には白いファーの縁取り。くびれに金色の金具で留められた黒いベルトが付き、それより細いが首回りと両方の二の腕にも同様の物がある。下はベージュパンツと短いブーツ。
擬態時容姿/能力として持つ幻覚を使って姿形を変化させる事が可能。特に決まって変える容姿はなく、その状況下によって幼子から老人、獣から無機物まで様々。逃走や隠伏が主であり、積極的に擬態をするという事はしない模様。
性格/感情の起伏は少なく、自らの意思で抑えてはおらず自然体である。喜怒哀楽が全くもってないという訳ではないものの、故にその表現は一般的な人間と比較して現れにくい。過剰どころか、無暗に騒ぎはせず普段からどこか森の奥深くにおる湖を連想させる物静か。しかし、初対面の相手へはそれらが影響してしまい冷淡などと思われる印象を与える事が多い。けれども、元からある礼儀を弁え、気配りする紳士的な面を持つ。見境なく他者に対して襲いかかるといった攻撃性と残虐さはなく物事の区別や状況、状態は十分に判断してから行う。つまり、相手がこちらへ攻撃を仕掛けてきたならばそれに応じる抵抗する手段を選ぶ。
能力/幻覚…多くても4人までの指定した人物へ首無しが想像したものやことを、実体や本物の光景であるかのように見せる。かかった場合には精神的、物理的な影響が実際にはない筈にも関わらず生々しく体験させる。首無しの意識は周囲と比べてそちらへ向いているため、隙が生じやすい。また、幻覚を止めさせるには本人へ妨害し、意識をある程度中断させる事が必要。
針…鉄と同等の硬さの白銀色の中央がやや膨らみ、尖端が鋭く尖った針を生み出す。長さは全長1m以内に限られ、空中へ浮かせるなど自由自在に操作が出来る。ただし、地面から生やす事は無理。数に制限はないので針が折れたりしても自然と消失していき、また生成する事は可能だがその反面、体力の消耗が多くあまり沢山作り出し、長時間に亘って行う事は本人へかなりの負担がかかる。そのため針自体の本数は少なめに扱う。
上昇…自身の身体と触っている物体の形や性質を保ったまま温度の上昇を操り、たちまち火傷を負ってしまうほどの高温にさせる。熱する事が出来るのは首無しが現時点で触っているという状態の物体と能力の一つである針、そして自分を除いたほかの生命体には直接温度を上げる事は不可能。また、身体の熱を上昇させている時、外からの炎に触れても平気なように思われるが、その効果は現れず相応の痛みと傷を受ける。
備考/一人称『私』 二人称『お前、呼び捨て』
何かしらの目的がある訳でもなく、余りある時間の中でどことも知れないあらゆる場所を旅している。敵意によって人間の命を手当たり次第に奪わず、同時に好意によって人間と交流を深めてきた事も今までない。人間からの一方的な襲撃に抵抗するため戦い、また襲撃されては戦うという悪循環が昔から繰り返されている。名前を持たず、自分でつける事もしなかったからか次第に外見の特徴から「首無し」と呼ばれている様子。まるで酷い猫背のような背筋だが、これは元々こういった骨格なのでおかげでダラリと両腕が下がっている。
(/>15の匿名です。keepありがとうございました。pfが完成したので確認をお願いします。何か不備がございましたら、ご指摘ください。)
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