半獣と人間の禁断の恋

怜は、ゆうきをぎゅっと抱きしめた。
怜）ねぇ、ゆうき。何で僕がゆうきを抱きしめるかわかる？

……………………知らない。(見つめ)

怜）それはね、とっても落ち着くからだよ。
怜は嬉しそうにする。
怜）ゆうきに触れてると、温かくて安心できる。何も怖くない。ゆうきがいるだけで何だって出来ちゃうんだ。ゆうき、僕ゆうきのこと大好きだよ。ゆうきは？僕のこと好き？

………………俺は人間なんか大嫌いだ。(ふいっ)

怜）そうか、じゃあ何でその大嫌いな人間からもらったもの首に巻いてるの？
怜は、紫のマフラーを指さした。

……………………つけていないと、お前が悲しむから。此処からお前が出て行けばすぐに取ってやる。が睨みつけ

怜）それって、嫌いって言わないよ。ゆうきが優しいんだ。それに、人間が嫌いなら、ふつう犯しあげても食いつかないでしょ警戒するんだから。でもゆうきは違う。僕のお店のスコーンを食べるときは嬉しそうに笑ってた。それに、僕の首を甘噛みして痛くないか聞いたときは心配そうに聞いた。とても君が人間を嫌いには思えない。
怜は、ゆうきにそう言った。

……………………うるさい…！俺は人間なんか大嫌いだ…！！(逃げて行き)

怜は、すかさず捕まえた。
怜）駄目、言ったじゃん。落ち着くって。ここにいてもらう。
怜は後ろからぎゅーっと抱きしめた。

……………………やめろ…！(暴れて)

怜）嫌だ！(がっちり掴んでる)

……………………がぅぅ…！！(相手の腕に噛みついて)

怜）.....っつぅ！(痛みに耐えながらも放さない)

…………がぅぅ…！！(噛みついたまま)

怜）絶対放さないよ。
怜は、必死にしがみついた。
怜）(だって、放したら、今度こそ会えなくなりそうだもん)

…………………………っ…(大人しくなって)

怜は、ゆうきが大人しくなっても放さなかった。手当てをしていないので、ベッドには血がべっとりついている。

……………………逃げないから、離せ。(暴れて)

怜）本当に、逃げない？
怜は、未だに腕を握っている。

………………離せ。(睨み)