▽ 2017-09-26 20:23:34 |
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実に反応は様々で、協力的な者も居れば静かに目暮を見据えている者も居る。然し、誰一人として目暮の方針に反対する事は無かった。
「 本来ならば警察で解決しなければならない事件だという事は解っている。然し…、今の現状では解決への糸口さえ見付からない。恥を忍んで君達にも協力を要請した次第だ。どうか、協力して欲しい! 」
トレードマークの帽子を取り、深々と頭を下げた目暮の気持ちを、皆が皆痛い程理解していた。上層部に言われた言葉など、想像すればわかる程で。それでも解決させたい、真相を明らかにしたい。
そんな目暮の言葉にジェイムズ・ブラックはFBIも全面的に協力すると告げた。安室透は内心面白くは無かったが、今は"安室透"として来ている為顔には出さなかった。
本当は公安の人間である安室透、もとい降谷零はFBIと折り合いが悪い。然し、それを言える空気でも無く、況してや自分の所属を言える訳でもない。安室透は黙って沖矢昴を一瞥した。
それから今後の方針について話し合った後、男女は会議室から開放された。
そして今、動き出す。
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───??? ????
薄暗い室内に置かれたパソコンのデスクトップがある人物の顔を照らしていた。目を見開き、一心不乱に何かを書いている。
「 はっはっはっは!!俺が制裁を、下してやる!!! 」
この男の正体は─────────
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