飄々男子 2017-09-18 20:10:16 |
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なッ…!ちょっと、何してるのよ…!
( 間髪入れず否定してしまったものの、彼の方を向いて真っ赤に染まった顔を至近距離で見られるのは阻止したかった為これで良いのだと言い聞かせ。何か考え込んでいるのか、また静かになった彼に諦めたのかと察し危惧すべき事態にならなくて良かったと少し安心が生まれ、続いて発せられた呟きに矢張り諦めてくれたのだと確信してホッと一息吐き。一先ずは大丈夫そうだ、と口元を綻ばせたのも束の間、いきなり背中にふわりと覆い被さった何か。余りに唐突の出来事に一瞬何が起きたのか分からずにいたが、直ぐに抱き締められているのだと状況を把握すると忽ち顔を朱に染めて咄嗟に声を上げ。身長差が大きい訳ではない為に近くに感じる声音と密着した身体に嘗てない程の動揺を見せ、然し無闇矢鱈に暴れる事も出来ず、手で押し退けようと控えめな抵抗をしては小さな声量で抗議し。 )
ば、ばかじゃないの!?はやく離して、身体近いし…!
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