五ろの図書委員 2017-09-09 17:45:51 |
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(相手の返事を聞けば、三郎への気持ちが溢れた故に無意識に言っていた事が確定され、照れ臭さが迫り上がると同時に、想いがバレてしまったのではないかと冷や冷やして。しかし、次に相手から発せられた言葉とその表情に目を丸くさせて。その何処か悲しそうな表情は、僕の好きを友情と捉えているのなら、相手自身の好きは、と様々な問いが自分の中で巡り。再び相手の頬に両手を添え、目元を優しく撫でれば「…三郎、僕の好きは、恋慕の好きだ。お前に拒絶される事の恐怖もあったけど、友情の好きかと聞かれて、そうだと頷けなかった。…お前の気持ちを優先せず、自分の勝手な気持ちを優先して悪い。」そう言うと、相手から手を離し、気持ち悪い思いをさせてしまったという気持ちでいっぱいで、申し訳なさそうに眉下げ俯いて。)
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