華藍(カラ松) 2017-08-29 20:38:46 |
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>カラ松
そうさねぇ…ふふ、言われてみればそうかも。朱鷺のお陰で何でもかんでもいいことしてくれるあの緑色の客にだけは朱鷺を売っても平気。俺自身、心も何もかも売る気はないよ。お前がいる限りは。
(幼い頃から遊郭の世界に入りそうやって教えられたのは身に染みているし、障子越しに居るもう一人の自分の大切な幼馴染がいるのだから時に辛いことがあっても、嫌な思いをしても隣にいる相手が居るから乗り越えられる。そう思うとあの時に生き残ってくれたこと感謝もしてるし、弟達の無事に幸せな暮らしをしていると思うとここに来てよかったのかと思い始め。少し開いた障子を不思議そうに覗き込むと懐かしい相手の顔があると思わず笑みを浮かべ俺も…と口を開いた矢先客の指名が入ってしまうと軽く返事をしては相手の方へ顔を向け「…俺も。お前が居なかったらそうしてたかもね。じゃ、行ってくるね、カラ松」と無邪気な笑みを浮かべてはその場から立ち去って)
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