魔法の鏡 2017-08-22 21:12:21 |
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(/ありがとうございます!
王妃像が幸いぴったり一致していたようで、こちらも安心致しました……!
魔人に対する希望についてしっかり読み込み、下記のようなpfを作成いたしましたので、ご査収下さいませ。
簡潔に言えば、魔界でもかなり強い魔人であった筈が、可愛らしい王妃様に小さなことで振り回されるのすら幸福に思うようになった、というようなキャラクターと相成りました。
王妃に甘くて押しに弱い、大歓迎です。むしろ王妃の無邪気な笑顔に、その依頼を断りたいはずなのにぐっと言葉に詰まるとかやりたいです。
弱みにつけこんで彼女を攻め落とそうと涼しい顔して必死な鏡をやれたら、等とも妄想しております……訂正願いや追加希望等、何でも仰ってくださいませ!)
【名前】ノルベルト
【略称】鏡、ノル、嘘の悪魔
【年齢】600歳程度。基本の外見年齢は25〜30歳だが、ある程度操作可能。
【依代】ルビーの散りばめられた金縁の鏡。本来は王妃の私室の隠し部屋の壁にかけられている大鏡だが、対として作られた経緯を持つ同じ装飾の施された掌ほどの大きさの手鏡もあり、こちらを持ち運ぶことも出来る。
【種族】嘘を司る魔人。魔界ではそれなりに名前が知れ渡っており、故に後程彼が人間に惚れ込んだ噂が広まると魔界には激震が走った。西欧世界を跋扈する魔物の類でもかなりの上位種で、殆ど全ての魔法を自在に操ることが出来、最も凶暴な種類のドラゴンさえ10頭程度なら単身で倒せるほどの強大な魔力を誇る。故に、魔力が高ければ高いほど退魔の効果を発揮する魔法や魔法具の類、また聖水や聖剣といったものの影響を受け易い。
【外見】人間である時、自然な長さの髪は毛先が銀色がかった灰色、鋭い瞳は暗い緋色。丈の長いコート、上質なシャツやズボン、靴音のよく響くブーツを身に纏う、上級魔人の正装の一種である闇のような黒ずくめの服装。身長は平均的な180cm程度だが、男らしい体つきであるものの痩せており、また手脚が長いため実際より長身に見える。相手を魅了して油断を誘うためだからか、息を呑むような端正な顔立ちをした美青年。
しかし人間の擬態を解くと、やはり銀色がかった灰色の身体に赤い瞳をあわせ持つドラゴンや豹、狼といった、反対におぞましいと感じさせる獰猛な四足獣の姿をとる。
【性格】本来は傲慢。生まれつき強かった上元々嘘の権化だったためか、すぐにひとを試すようなことを言う好戦的な気質の傍若無人な人物で、下級の魔物を圧倒的な力の差によって蹂躙し、また人間界を嘘によって混乱させ、手段が魔力であれ嘘であれ、それによって何かを傷つけることへの罪悪感など微塵も抱いていなかった。ただその強さゆえ、無自覚に孤独であった。
そして、それらの気質と当時の若さ故の愚かさ、己の強さを過信したことが災いして、人間でありながらより強い魔力を持つ勇者に徹底的にうち負かされる。この勇者と当時繰り広げたやりとりと、鏡の中に閉じ込められた上「真実しか言えなくなる魔法」をかけられた結果、辛酸を舐めた経験と年月の経過等により、現在は多少落ち着いて、思慮深さと分別を多少は身につけられたらしい。
因みに、対等であるかのような振る舞いや、フランクで時に雑ですらある応対は、真実しか答えられなくなったことに不貞腐れていた最初の頃の名残である。
一匹狼の暴君だった過去とは真逆に「真実の鏡」として王室に仕え、意外にも従者としての生き方にしっくりきはじめていたところ、ある日突然現れたうら若い王妃の無邪気さ、そのまっすぐな有り様、そしてそれ以外のいくつもの要因によって急速に惹きつけられる。
表面上はそっけなく適当に接するが、内心彼女との会話を何よりも楽しんでおり、そんな自分に狼狽えることもしばしば。
彼女の心に触れれば触れるほど、誰かを傷つけることを躊躇わず弱者を省みなかったはずの己が、彼女を傷つけたくない、傷つき震える彼女を慰めたいと強く欲し、彼女を全力で助けたい、守りたいと願うような真逆の人間に変化していくのを、牙が抜けてどんどん魔人から只の人へと堕ちていく恐ろしい筈の変化を、しかしどこか心地良く思ってすらいる。
惚れた弱みか彼女に弱く、時には振り回され、余裕を失いもする一方、若い頃のような強引さを発揮したり、独占欲や嫉妬心を露わにしたり、あの頃の卑怯さで弱った彼女を攻め落とそうとすることも少なくない。
過去の自分は確かに愚かだったが、あのころ培った己の強さは今こうして彼女を守るためのものだったのだ、と強く感じている様子。
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