星月夜 2017-08-17 16:05:06 |
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(近付くたびに軋むベッドの音も、遠慮を垣間見せつつ飛び込む動作も全てが愛しくて堪らず。少し近づくだけでも気を貼ってしまう相手の事をギュウと力強く抱きしめるとすっぽりと覆い隠すことがもう出来なくなった彼の成長を肌身で感じて、抱き締める腕に感じる柔らかさは残したままその体躯はすっかりと大人に変化しつつあることも同時に実感し。すっかり大人だと自覚すれば浮上するのは相手がいつ己の元を離れると言いだすのだろうと言う寂しさや不安にもにた想いで、今一度体を寄せて無骨な手を使い相手の顔をそっと撫で。ここ数年、大人に変わりゆく子供である中間の彼を見ると抱く愛情に疾しさが無いとは言い切れない、不埒な思いは日に日に姿形を大きくするのに拍車を掛けるべくこの子と言えば日に日に可愛くも端正に成長をしてしまう、不純な動機を掻き消す様に撫でる手を滑らせ離して「海くんは良い子だねぇ。私も見習わないと」くつり、と喉を鳴らす笑い声を小さく落としてから「ねぇ、海くん。今度の休みは試合あったっけ、……もし無かったら一緒に出掛けようか。夏が終わる前に夏らしいことでも――少し遠くまで行って、星が綺麗な夜の海はどう?」とん、とん、とリズムを乱さずに無意識の内に相手の背を撫でながら今日直ぐにと言うのは難しくとも休みの日ならと共に出かける事を提案し、答えを待つこと数秒の間に「海くんが行きたい所あるなら何処でも良いよ。私はお前と一緒に何処か行きたいだけなんだ」何処に行くかは二の次で何より大事なのは誰と行くかと言う項目だけ、それが叶うなら行先は極論何処だって良いのだと言葉を添えて)
(思いの外包まれる腕が力強く、夏衣服の薄い布切れ越しに感じる相手の体温に、そう遠くない幼き日を思い出して懐かしい気持ちが宿り。恥ずかしげもない様子で少なくとも己にとって大胆なスキンシップを取られると平静を装っていられるのも時間の問題、一度肘を立て体制を変えて。離れゆく掌に少々寂しさを覚えながら、良い子、と掛けられた好意を含む台詞を褒め言葉だと素直に受け取ることが出来ず、数年前の幼い自分なら喜んでいただろうが彼の中で自分は成長していないのかと心の隅で少しばかりの不安を抱き。何も言葉を返さずに不機嫌顔でそっぽを向いたかと思うと、彼に恋心を抱く己からしてみればデートのお誘いとも取れる唐突な提案に瞳輝かせ「いや、夏季大会終わって暫くは通常練習だけだ。…俺は海に星、見に行きたい。」最悪当日は練習を休んでもモノにしたいチャンスを自ら逃す訳も無くあっさり承諾の意を述べて。添えられた優しい遠慮は己に選択の余地を与えるも既に彼から提案された物が魅力的であった為に、何が何でも海に行くと主張し。ふと盗み見た部屋の時計から三時を廻ったことを知らされては、あわよくば今日はこのまま叔父の部屋でもう時期に来る朝を迎えてやろうかと目論み)
(/お忙しいのは重々承知なのですが、生存報告の為一度上げさせて頂きます。ロル数が多いだけに中々時間が取れず私も顔を出せる頻度が少なくなってしまうのですが 互いの負担にならぬ緩い形でもまたお話が出来れば幸いです。それでは僭越ながら主様の御帰還を願って...!)
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