色。 2017-08-16 02:42:16 |
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( 瞬きもせず画面を見ていればそう間を置かずに来た返信の合図に、飛び付く勢いで携帯を手に取る。内容を確認しては一瞬嬉しそうに目を細めるも、すぐに表情を戻して警戒するように誰もいない部屋の中を見渡して。改めて返事を眺め、じっくり考え込みつつ何度か文字を消去しては修正する事を続け、最終的に『 勿論大丈夫だ。 』『 待ち合わせの場所はどうする? 』と結局無難なメッセージを送信。この後の事を思い気分が高揚していくと共に湧き上がってきた、何か相手に失礼な事をしてしまわないかという謎の不安をなんとか思考の外へ追いやって、片手にノートパソコンが入った黒の鞄を持って立ち上がり。浮かれている事を部下に気付かれないよう、しっかりとした足取りで入口の扉へ向かって。 )
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