達磨 2017-08-13 22:15:48 |
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(目を掛け可愛がっていた一人が明朝には怪奇劇場を後にするらしい。引き留めようにも今よりも好待遇にて他の一座から引き抜かれてると有れば次ぐ言葉は野暮すぎる、結局のところ己に出来るのは思い出を一つ二つと頭に浮かべ明日からの未来がせめて暗い物にならぬようにと祈る事だけ。安物のせいで煎餅の様に平べったい布団の中で目を覚まし、寝間着姿のまませめて最後の挨拶をと芋虫の様に肩を上手に扱いながら地べたを這いずり、こんな時も大袈裟なほど騒々しい言葉の雨を降らせつつ姿が見えなくなるまで達者でなと又会う日までといくつも綴り。姿が見えなくなるころに他の演者からもう聞こえないんだから黙ったらと指摘された所で壊れたラヂみたいに喋り続けた口を落ち着かせ、短く息を付いてから歯切れが悪く渋い面構えで「奴が行ってしまっては皆に面倒掛けるな。悪いが容赦してくれ、……嗚呼!でも案ずるな!出来ることは一人でやるぞ」最初こそ申し訳ないと綴る言葉も次第にパッと電球を灯したみたいに明るさを持ち、秋津や餓虎を筆頭に嫌だよアンタがしなさいよガコは嫌だよゥと押し付けあうような言葉が右に左に飛び交って。それらが本心じゃない事は伝わっているからか飛び交う言葉を追いかける様に視線を泳がし)
(/それでは前者の頃合いで交流文を出させて頂きました!絡み辛ければ新規で出し直しますので遠慮なく申して下さい…!それでは背後は引っ込みますが何かあればお呼び下さい。)
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