美術専門学校生 2017-08-08 16:55:39 |
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(目を瞑りやがて来るであろう衝撃を待つ時間は凡そ数十秒ほどのものだったが体感的にはその数倍近くに感じ。腰の辺りに微かな体温を感じるも先程居た場から慌てて来てくれたのであろう彼よりも転倒する力の方が強いのか、はたまた自身が"絵の中に入れる"と思ったのと同じ様に何らかの力が働いているのか。二人して絵の中へと倒れ込んだ筈が待ち受けていたのは床と衝突する衝撃ではなく、水の中に飛び込んだかのような感触。耳元でとぷん、という水に浸かるような音が響いた後頬を気泡が撫でていく感覚は宛ら水中の様。どれだけ思考を巡らせても倒れ込んだのは絵の上であり、水場では無い。幾ら考えてもこの可笑しな状況に対しての説明など思い浮かぶはずも無く。暫く思考を馳せた後にそれを放棄するかのように意識を手放し)
──んん、カイ、先輩…?……ッ!ごめんなさい、すぐ退きますね。
(暫く混濁した意識の中を彷徨うも、彼の名を呼ぶ声が聞こえてくれば小さく呻くような声を短く発した後に薄っすらと瞳を開き。──それはまだ視界が定まっていないも先刻のような濁った瞳では無く、普段通りの済んだ青色をしているはずであり。数回瞬きをした後に彼の上へと乗っている事に気が付けば瞳を少し見開き慌てた様子で彼の上から退けばぐるりと辺りを見回し。美術館の内部とは違った一面が青い室内、通り抜けてきた水面は疎か、出入り口や外との繋がりを感じる窓さえも見当たらない閉鎖的なこの場に少しの恐怖に似た感情を抱き。壁に近づき触れてみるも隠し扉のようなものがある訳でもなく単に左右へと繋がる廊下のような場である事は確認が出来る。水の中を潜り抜けてきたとは思えぬほど全く濡れていない服や髪に加え見覚えの無い場という混乱もあってか上手く思考は働いていない様で。軽く眉を潜め壁へと不自然過ぎるくらいの──丁度扉や階段がありそうな隙間を開けて並んでいる二枚の絵を眺めつつ)
……階段か扉くらいあっても良さそうなのに。
( / なんと、主様も長ロル派の方でしたか!長さについては了解です。あまり長さが安定せず極端に短かったり長かったりする可能性も御座いますがあまり気になさらないでくださいね。
物語進行についても同じような考えであったことにホッとしております。省略の件も了解です、始めから二人いるという事で原作通りの進行だと上手くいかない場面も出てくるかと思いますので適度に省略も挟みつつ重要な場面はしっかりとしていければなと思います。ストーリー展開に関しましてもかしこまりました。灰色の間をクリアするまでに何かしらのアクションを起こしつつ、と言ったような感じでよろしいでしょうか?一つ我儘を許してくださるのであれば、それまで気丈に振る舞いつつも灰色の間退出後蹲ってしまう娘を息子様に包み込んで貰えればな、なんて考えております(小声)
関係性に付きましても賛成でございます。どの様にして関係を持っていたことにするのか悩んでおりまして…。互いの両親の仕事関係であれば双方ともに知っていても違和感がありませんし、娘の両親が美術鑑定士であれば芸術家である息子様宅に訪れる事も幼い頃はあった。なんていう事も可能かと思います。その恋に落ちるまでの物語、物凄く好みです…!是非ともそれでいきましょう!
娘の過去設定や先方の板では記載させて頂かなかった細かい設定等も少し練り始めておりますので後々記載させて頂きますね。息子様の方も何か過去設定等御座いましたら教えていただければ幸いです! )
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