美術専門学校生 2017-08-08 16:55:39 |
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此処に絵なんてあったかしら。……停電…?
(昼下がりの美術館、両親に連れられ開催期間中二度目のゲルテナ展へと足を踏み入れたのは数時間ほど前のこと。美術品の事となれば連れてきた娘さえも放ったらかしにしてしまう両親とは早々に別れ館内巡りももう直ぐ二週目に突入しようかという頃、何も絵の飾っていない場であったはずの所に一枚の絵が展示されている事に気付き。題名を見るとそこには『絵空事の世界』と書かれている。それに魅入っているとと電球が切れるような音を立て館内中の電気を消したかのように闇に包まれ、それだけならまだしも先程まであった人の気配まで消えてしまっている。どういう事かと眉を潜めつつ片手を壁へと付け壁伝いに階下へと足を進めよう。コツコツとローファーで地を踏む音を響かせながら階下へ辿り着けばそこはこの美術館に居たのは元から一人きりだと感じるような異様な程静まり返った空間で。恐る恐る『深海の世』が床へと描かれているフロアへと立ち入れば、周りが全て柵で覆われていたはずの一部が無くなっておりその前には一揃いの靴跡が。不自然に思い開いている場へと立ち中を覗き込めば不思議な事に絵の中に入れるような、そんな気がしてきた。そんな気を起こすのと同時に澄んだ青色の瞳は暗く虚ろに濁り、もし今の瞳を誰かに見られれば不気味な印象を与えるのであろう。一歩絵の中へと足を踏み入れようとした時に聞こえてきた聞き覚えのある声にふっと顔を上げれば少し距離があるながらもかつての先輩である彼の姿を視界の中に捉え。ゆらりと瞳を揺らした後に我に帰るも絵の縁へと置いた足は先の驚きで平衡感覚を失い。口に出した言葉の正誤など分かるはずも無くぎゅっと目を瞑ればすぐに訪れるであろう床へ倒れ込む衝撃を待ち)
カイ先輩、なんでここに…?……やだ、落ちる
( / 先に希望者様がいらっしゃった中お選び頂き有難うございます。ロルの件ですが私の方も考えている内に段々と長くなっていってしまったのでお気になさらないでくださいませ!先方の板で書かせて頂いたのは最短ロル数の為に長ロルだと軽く1000文字を超えてしまうこともありますし、普段より500文字程度はあるかと思いますのであまり考えずとも主様の回し易い長さにてお願い致します!
息子様に関しましては、クレアよりも先に背後が惚れ込んでおりますのでぜひそのままでお願いしたく。目指すENDに関しましてはハッピーエンドで、脱出後は原作で言う『再開の約束』辺りを目指しつつ可能な限りのフラグも回収もしっかりとしていければなと思っております。
当方も主様の考えるストーリーや、クレアに対して要望等御座いましたら仰っていただければ幸いです。 )
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