匿名さん 2017-08-06 02:28:49 |
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(気づけば書類の山は一向に減らないまま、とっくに日付が変わっていた事に軽い眩暈を覚える。邪念を振り払う様に冷めきった珈琲を一息に飲み込むと、少々乱暴にマグカップを置いた。いつもの1人で黙々とこなすだけの残業であれば、自分はもっと早くに家に帰り着いていた事だろう。何故今日の残業はこんなにも捗らないのか。その理由は(3徹である事を除いて)ただ一つ。この視界の隅に居る物体、もとい少年だ。あろう事かこの少年に思慕の念を抱いてしまった自分は、視界の端に映る少年の姿を無意識に追ってしまっている。それに加えて3徹分の疲労が集中力を鈍らせた結果、書類仕事が全く捗らない始末。あまりにも不甲斐ない今の自分には失望さえしている。まったく、何故この少年はこんな時間まで此処に居るのか。八つ当たりでしかない苛立ちを腹の底に追いやりながら息を吐くと、独り言のように言葉を零して)…少し、休憩するか。
(/上げ感謝です!遅くなって申し訳ございません…。もう少し切なめ要素を入れた方が良かったでしょうか?スティーブンのキャラや初回文を別のものにしてほしいという希望があればぜひお気軽にお声かけください…!)
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