話者 2017-08-01 19:42:08 |
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>一期
(縁側で風を浴びていたがいつの間にかすっかり身体を冷やしてしまった。このままでは風邪をひいてしまうな、と肩をさすればいそいそと部屋の中に戻り体を温めるべく湯浴みの支度をして。今日はじっくり温まろう、アヒルくんもお供に連れて行こう。着替えなどの必要な道具を持って風呂場へと向かう途中、不意に聞こえた誰かの足音とくしゃみに反応して足を止めて。そちらを見れば外から帰ってきたらしい青年の姿が。)
あ、帰ってきてたんだね。おかえり、ええと……粟田口の兄君。
(/お久しぶりです! 一期背後様とまたここでお話できるとは嬉しい限りです……! どうぞ、また改めてお話してくださればと思っております( ´∀`))
>鯰尾
そうなの? って、ありゃ。……捕まっちゃったねぇ。
(鯰尾藤四郎、と名乗る彼に「鯰尾だね、鯰尾」とふわふわした口調で復唱する。粟田口の子らには少々申し訳ないが、名札の着用を是非ともしてほしいと思う。そんなことを考えていると不意に手に感じた体温と相手の顔に目を向け。そんな顔をされては手を振りほどく気にもなれないじゃないか、と釣られるように笑みを零しては従順に歩み出し。)
ふふ、これからどこへ行くの?
>鶴丸
あはは、君らしいね。
(いつもと変わらぬ様子の相手の言葉に思わず吹き出すように笑い。心臓に悪い、なんて彼の口から聞ける日は果たしてくるだろうか。そんな考えを巡らせている間にも射貫かんばかりに視線を送ってくる相手を不思議に思い首を傾げると続けられた言葉。それに反応するように僅かに目を見開くと「どうしてそう思ったの?」なんて、質問に質問で返してはまた口元に笑みを浮かべて。)
>膝丸
(伸ばした手は目的のものに届かず、その手前で温度を感じさせない程冷えた手に包まれてしまった。それと同時に相手の体幹がこちらから離れるように揺れたのを見て、直感的に感じ取る――あ、拒まれた、と。予想外の反応に呆気に取られて動くこともせずにいると、やがて彼の冷たい体温が自分から離れていくことで我に返る。もしや警戒されてしまったのだろうか。行ってくる、と告げて歩き出した弟に「――うん、いってらっしゃい」となるべく平静を保とうと口元に笑みを浮かべたが、表情が少々引き攣ってしまったかもしれない。ああ、弟には辛い思いをさせたくないと言ったばかりではないか。すっかり宙に置き去りにされていた手で上着を握り、遣りきれない思いから掠れた声で言葉零し)
……ごめんね。
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