人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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まぁな
(その通りだと頷けば、一度は顔を合わせているはずだが梟の事だと気付いていない様子が見てとれるも、わざわざ教える必要は無いと判断し、それ以上言葉は続けず。「貴様等にとってのガスや包丁が、我等には杖で可能だと言うだけの話だ。──何でも一緒では無い。不味い物は食わん」服装については勝手にしろと言いたげに息をつき。ふと、遠い昔の年少期に食べた両親が作る料理を思い出せば、あれは腹以外にもどこかが満たされた感覚があったように思えれば、直接言葉にこそ出さないが決めつけるな、とフードの奥で瞳を鋭く尖らせ口をへの字に曲げ。また、食については選り好みもする為何でもでは無いと反論し。「それは教科書のような物だ、貴様が持て。ただしそれも契約書の制約に入り、他者が見ればただの白紙となる」相手が一先ず読み終わり、読書の時間を中断されては不機嫌そうな声で差し出された本を一瞥しては、魔法が知りたければ本さえ与えれば、多少は家で大人しく読むなりして森へ来る頻度が低くなるだろうと言う思惑のもと、ペシッと払いのけるように叩いては押し返し、補足の言葉を述べ。「では始める。魔法に用いられる四大元素については読んだな。貴様の属性は風だ。そして、魔法の発動には内と外の力を掛け合わせる必要がある。まずは貴様の思う瞑想をし、内にある微弱な魔力を認識しろ」重い腰を上げ相手と再び距離を取れば、休憩や昼食の時間も取らず授業を始め。簡単に言葉で説明した後、最後に「さぁやってみろ」と続け)
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