人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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涙腺を刺激する、ねぇ。煙なら警戒されるでしょうし、涙を流させる魔法なんて私は知らないわ。相手が言葉が通じるなら、笑わせたり、説得しても出来るでしょうけれど……。
(彼女の話に耳を傾け、小さな脳味噌を働かせようとするも、如何せん情報不足であり、妖精から彼女へと教えられる魔法は無く。まじないの類なら魔女や魔法使いが、自力での穏便な方法としては笑い泣きや欠伸等の外部からの働きかけや、ユニコーン自身から協力を求める手段も考えられるかもしれない。彼女の柔らかな掌に掬われれば「わっ」と声を漏らし、膝上に。上から降り注がれる言葉の雨に、本調子であれば飛んで頭を撫でてあげたいと思いながら、唇を開き「……そうね。でも無理はしなくていいのよ。義務でも無いのだから、やりたい事だけをして、疲れたら休んで。またお茶会や森の探検をしたって構わないし。私は何時だってヨルの味方よ?」すりすり、と。彼女の手を温めるように撫で擦り。優しく受け止めるように瞳を細め。彼女の憂いが少しでも晴れたらと思いながら、丁寧に言葉を紡ぎ。天を仰ぐように首を伸ばせば、自分はどんな時も側に居ると。穏やかに微笑みかけ)
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