☪　吸血鬼　-　三愛　-　

【 吸血鬼 ／ ｳﾞｧﾝﾊﾟｲｱ 】

一般人達の歴史の中では"架空の生物"や"空想上の化物"と謂れている生物。文献では大蒜や十字架、銀製の物を嫌うとされているが、此処に出て来る吸血鬼に弱点は無い。陽の光だけは人間よりも眩しく感じるが、灰になる事も無い。
但し怪我を負ったり多く血を流した際は治癒能力が制限される。
人間を誘い込む為にある程度の地位がある吸血鬼は皆容姿端麗。



【 神族 ／ しんぞく 】

吸血鬼達の王的（神的）存在。形の良い口から発される言葉は絶対的。よって逆らう事は許されない。身体的力や特殊能力、自己治癒力等は下級の吸血鬼達とは比べ物にならない。又、年々数は減り今では希少種とも呼ばれている。
更に言えば唯一人間を吸血鬼へと変えられる吸血鬼。人間に牙を突き立て、自身の血を与えると窮族の吸血鬼に出来る。
緋濤家を筆頭に鎖祇家／月舘家／御嶌家／抄燈家／諌夜家が確認されている。


【 高族 ／ こうぞく 】

神族には劣るものの良い家柄に産まれた吸血鬼の総称。身体能力や特殊能力、自己治癒力は高く見目も麗しい。因みに、定時制に居る吸血鬼は全て神族か高族。


【 凡族 ／ ぼんぞく 】

簡単に言えば平凡な家庭に産まれた吸血鬼。特殊能力は無いが身体能力や自己治癒力は高く、身体も丈夫。因みに人間に混じって生活をしている事もあり、実はあの政治家が…、あのタレントが…、という事が。見目は人間よりは良いものの神族や高族には劣る。


【 窮族 ／ きゅうぞく 】

元人間の吸血鬼で、自身を吸血鬼に変えた神族から血を貰った吸血鬼の総称。終族に堕ちる事は無く、頑丈な身体や高い身体能力を得られる。又、人間よりは遥かに傷の治りが早い。又、元から吸血鬼として産まれた者達に比べて燃費が悪く、凡族以上の吸血鬼に比べて吸血回数が多い。


【 終族 ／ しゅうぞく 】

神族に吸血鬼にされたものの血を貰えなかった元人間の総称。吸血鬼と変化した身体が段々と身も心も蝕み、最期は人の心を完全に失い血を求めるだけの化物となってしまう。終族に堕ちれば待っているのはハンター達の粛清。



【 始祖 ／ しそ 】

吸血鬼達の祖先。神族の中でも最も血を受け継ぐ緋濤家の初代であり、吸血鬼を生み出した親でもある。その力は世界をも滅ぼす程で、現在はハンター協会の地下深くで何千年もの眠りに就いている。