あぁ、俺はなんも見ちゃいないさ (相手の頭を撫ぜる手は変わらずに、顔は外へと向け。弟達の代わりになることは出来ないが、少しでも相手を癒すことが出来ればいいと思考を巡らせながら空を仰ぎ。少し曇り気味の空を見れば目を細めて「この空が晴れたら……どんな驚きが待ってるんだろうな」と、きっと相手の髪のような美しい青が見られるのだろうと思いながら小さく呟き)