十分触らせてやっただろ。 (結果はどうあれ大人しく触られていた上に口付けまでしたのだから十分だろうと呆れたように呟き、車にエンジンを掛けると滑らかに発車させ。それから暫く無言で車を走らせていたが、不意に以前より疑問に思っていた事を思い出すと今が好機とばかりに口を開き。「お前、ノンケじゃなかったわけ。」信号待ちの最中にハンドルに上半身を預け、ぼんやりと前方を眺めながら不意に問い掛けて)