雨露滴る君へ愛を囁く。【非募集】

このベッドの寝心地が良すぎるせいですよ…―なんて。……ごめんね?
(隣にいたはずの相手の姿が見えなければシーツに温もりさえも残っておらず、やってしまったとばかりに頭を掻いて。扉が開き中の様子を窺う相手と目が合えば安堵したようなそれでいて申し訳なさそうな何とも形容し難い表情浮かべ。いっそ激昂してくれた方が平謝りできたのに、不機嫌そうに眉を寄せるだけの相手の優しさにつけ込み、質の良い寝具のせいだと軽口叩いてから ふは と眉を下げて笑い。上体を起こしベッドから降りるとボサボサになった頭を手ぐしで整えながら謝罪と共に額へキスをして、出遅れた分を取り戻さねばと頭を働かせるものの喉の渇きと空腹で何の良い考えも思い浮かばず、 んー… と数秒考え込んでから今にも大きな音が鳴りそうな腹部を摩り困り顔になって)
今すぐ埋め合わせしてあげたいんですけど、…お腹減っちゃいました。