…馬鹿な奴。 (想いを率直に伝えてやれば目に見えて安堵したような声が聞こえ、程無くして腕から力が抜けると同時に寝息が聞こえてきて。視線を上げればすっかり相手が寝入ってしまったらしいのが分かり、つい息を吐き出すように柔らかな笑みを浮かべると小声で呟き。起こしてしまわぬようそっと頬に触れて指の背で擽るように撫でると、再度髪を梳くように撫でながら暫くぼんやりと相手の寝顔を眺め)