東 恭弥 2017-07-12 00:49:21 |
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(つい先程まで微睡みに意識を沈めようとしていた相手に不意に首に腕を回されると、抗いようの無いまま引き寄せられ驚いたように目を見開いて。続けられた予想もしていなかった問い掛けに益々驚く傍ら、一体何故そんな事を聞くのだろうかと意識する前に考え始めており。思い当たる節はやはり一つしか無く、昨夜の事をそんなにも思い詰めてしまっているのだろうかと思案して。今は意地の悪い事を言ってやろうなんて考えず、素直な気持ちを伝えて相手を安心させてやるのが先決だと判断すると「――…好きだよ。」相手の方へ身を寄せて、初めて気持ちを伝えた時よりも幾分もしっかりとした声色で告げ)
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