孤独な吸血鬼 2017-06-29 18:22:44 |
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「思っているからこうしてキミに言ってるンだろ。それとも、そんなに不味いのかな ? 」
( 戸惑い無く露にされた彼の首筋、馬鹿にされているような、からかわれている感覚が歯痒い。くつりと喉を鳴らしては、それを隠すように微笑む。ゆらり、隣の彼にすりよっては、首筋に顔を寄せ。意味はなくも上記をぽつり、ぽつりと呟き乍久し振りの食に期待感を覚える。 )
「 キミも意外だね。嗚呼、良いよ。何をして遊ぼうか。」
( 何処か子供っぽい要求に一つ笑みを溢す__と言うのも、彼は見てみる限り大人。しかし、その言葉に邪気など無く、可愛らしささえも伺えたのだ。悪魔と遊ぶと言うのは己にとっても新鮮で、加えて不思議な感覚が頭に残った__今だけらけらと笑いを溢しつつ。己の視線の先はゆらりゆらりと悠長に揺れる彼の尻尾。ゆるゆると彼の歪な尻尾に手を伸ばしては、「 コレ何なの。? 」。僅かに興味を持ったらしく、首をかしげては問いてみた。
)
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