>海弦クン え…、あぁ、海弦くん、こんにちは。いや、何でもないんだ。それより海弦くんはまた脱走かな? (広場の入口に差し掛かった時に聞き覚えのある明るい声が聞こえるとそちらに車椅子ごと体を向けると、そこには汗をかいて、いかにも運動後といったような相手が立っており、己の事を聞かれれば苦笑しながらはぐらかし、話題を相手の方へ振ると微笑んで)