ヌシ 2017-06-15 14:59:49 |
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>斑目くん
-----そうでもないよ。最近は揉め事が少ないし、事務的な仕事ばかりで結構楽になったからねえ。
( 此方へと労りの言葉を掛けてきた相手に一つ礼を述べると、続けて以前は揉め事もそこそこ起きていたためにその時の忙しさと比べれば今の忙しさなど苦ではないとばかりに上記を付け足し。次いで突如目の前の机に赤色の色鉛筆と真っ白いポスターを置いた相手の行動に小首を傾げていると、顔の前で手を合わせて手伝いを頼んできた様子にふむ、といった様子で顎に手を当てつつ机に置かれたポスターと相手を交互に見遣り。その後徐に相手の肩へと手を乗せれば「いいよ。…でも、やるからには半端は許さない。----だから、赤以外の色も貸してくれるかな?」としっかり芯を持った声音で、表情は柔らかくそう続けて。 )
>ウィルフィンくん
-----…そうだね。じゃあ、やり直そうか。
( 叩かれてしまった手をゆるりと下してから、相も変わらず高圧的な相手の様子に反抗期の息子のようだなんて勝手に失礼な思考が頭を回るものの、これを言ってしまっては相手の機嫌を損ねるのであろうと一度口を噤んでくす、と笑み。何やら此方の頼み方が納得できなかったらしい相手が意地の悪い笑みを返してきた事に目を薄く細めれば、嫌な顔一つすることなく「ウィルフィンくんの力が必要なんだ、俺のサポートをお願いできないかな?」なんて片手を差し出しながらゆったりと首を傾けて。 )
>晴瀬くん
ああ、言い方が悪かったね。…俺は、理由が何であれ見逃す気はないし、見てしまった事を見てないなんて嘘をつく気はさらさらない。
( 確かに相手の言う通り気付かなかった、と言ってしまえば証拠も何もないのだから問題はないのだろう。しかしながら、そういう問題ではないのだとわざわざ言い直すと、柔らかな視線から少しばかり鋭くなった視線で相手を見つめて上記を告げ。己が距離を詰めた事によりガードとばかりに鞄を抱える相手の様子に小さく肩を竦めると、随分と警戒心の強い子だ、なんて内心で呟きつつ一定の距離を保ったまま足を止め。まるで堂々とした行動を好む己とは正反対な警戒心の強さに、もし契約を結んだとすれば己とは性格の面で相性に亀裂が入りそうなくらいだとぼんやりそんな事を考え。だが、そんな事はどうでもいいと軽く振り払うと言葉を紡いで。 )
-----大した理由がない?…大した理由がないなら、普通教室に行って、ちゃんと授業を受けているはずだよね?
>ドリスコルくん
…君、結構図太い子だね。面白いよ。
( 何故周りの生徒は己を見るなり逃げ腰に応対するのか、どうにも生徒達に苦手意識というものを植え付けてしまっているらしい現状に頭を捻り。しかし、風紀委員長という立場上生徒に嘗められるようではこの学校の特殊な生徒達の風紀を正すなど到底無理な話で。あくまで嫌われようが接し方は変えるつもりもなく、相手にどう注意を切り出そうかと思案している中、突然目の前でお菓子をちらつかせてきた相手に微かに目を丸くすると上記を漏らし。「----君の大事なお菓子は取らないから、開きすぎてるソコ、もう少し閉めてくれないかな?」とふはりと笑みを零しつつ、伸ばした手で相手の胸元を指差して。 )
>薄氷くん
( どうやら相手は己に面白味を求めていたようで、拗ねた様な口振りで面白くないと声に出す相手に苦笑気味に笑みを返し。しかし不意に何かを思い出したとばかりに手を差し出し、お金を強請ってくる憎たらしさのある相手の表情に小遣いを欲しがる幼い子供を連想させると「…まるで子供の様だね。」なんて思わず微笑まし気に言葉を零し。けれど他の生徒が払っているというのに自分が払わないなんて事は可笑しいだろうとポケットから財布を取り出すとちらりと相手へ視線を流し。 )
-----それで、いくら程出せばいいのかな?…ああ、そうだ。君も勿論、出したんだよね?
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