チェシャ猫 2017-06-07 23:59:21 |
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うワぁ!__っ驚いたァ、転んじゃうって(扉が開き部屋に入り落ち着く間もなくマフラーを掴まれてしまえば勢いの儘に引っ張られ、足を縺れさせるようによろめいて。転ぶことは寸での所で何とか堪え、無邪気さすらつたわる全面的な歓迎の様子に"くふくふ、"と含む様に笑い声を落とし。朝見た時とは違う、どこか大人っぽさをより強めたようなその姿を瞳に写し、彼の頬へ未だ少し冷たい己の手をソロリと宛がえば一鳴き"にゃぁご"と声を上げ「随分格好良くして貰ったネぇ、惚れ直しちゃうカモ」裂ける程に大きな唇をにぃんまりと持ち上げて。半月のように瞳もまたしゅるりと細めて、目を凝らすように確りとその姿を映してから「パーティ会場にはもう行った?ご馳走食べれると思ってサぁ、お腹すかして来たンだ」頬に触れさせていた手の平を滑らせるようにしてから手離して、己の腹部の辺りを何度か円を書くように撫で触れて。空腹であることを伝えた上で立食会場へ行くことを誘い掛ければ少しだけ頭を傾け確認を取るように「未だ食べて無いでしョ」まさか、彼が己の為に食事を用意してくれているとは思っておらず。だからこそ共に行こうと誘いの言葉をより強める補足の其れを付け加えて)
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