チェシャ猫 2017-06-07 23:59:21 |
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(火傷が無かったと聞けば安堵するようにひゅうと口笛を一つ、仮に火傷をさせていてはこの城内において後ろ指差される事は必須である。突然の抱擁を支えられないような軟弱でも無ければ「油くらいでビビってんじゃねぇぜ、野郎なんだから油に手ェ突っ込むくらいの気持ちでやれっつうの」大雑把にもほどが有るそんな雰囲気では折角のセンチメンタルも台無しであり、バシバシと力強い腕でその背を叩き軽口を。仕事ではなく手伝いを、と述べる相手に頭を捻れば腕を組んだまま考える様に唸り声を上げて「___あ゛ァ。来てくれるっつうのは嬉しいンだけどよォ、報酬も無しに使いっぱしるっつうのは俺の流儀になア」眉間に皺を寄せればムムムと考える様に渋る言葉を続け、無論、対価が有るからこそ己も遠慮することなく仕事を申し付けれると言う大義名分が隠されているのだが「やッ、……仕事は何時でも受け付けてンだからよ、お前さんの暇な時にでも来てくれや。報酬はちゃんとする、そンかし俺も仕事として厳しくするぜ」散々迷って出た答えを伝えればフライパンの中を覗き「おし、完成だ。」と良い焼き上がりのそれに満足げに言葉を続けて、彼の家に戻るまでの間に冷めてしまわないようにと保温がされるタッパーを用意すれば「トマトのソース、これ美味いから使えよ。あとこっちはもう一種類の方の魚だな!、こっちは珍しいからシンプルに塩で焼いただけだけどよ美味いぜ」と腐っても料理人らしくテキパキと仕度を進めて)
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