チェシャ猫 2017-06-07 23:59:21 |
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(ご名答。彼の言う通り思いっきり城の中で迷走していたわけで。豪快に笑われている現状にム、と眉を寄せるも差し出されたコップを見れば救いの水とばかりに直ぐに受け取って。彼の言う通り、この乱れた息を戻さなければ料理どころではない。喉仏を上下させながらゴクゴクと水を飲み干した頃には幾分落ち着いてきて「そう、ムニエルが作りたいのと……こっちの青い魚も美味しく料理したい」袋から出される魚を指してお願いすると、彼のお墨付きならば購入した魚に間違いは無い筈、奮発した甲斐があったとフゥ、と安堵。コップをシンクの隅に置いた頃には慣れた手付きで下処理が済まされており、感心すると共に己も手伝わなければと思い立てば、念入りに手を洗い腕捲り。「料理のこと全然わかんねェから、ライオンのお兄さんに任せる。特にコッチの青い魚なんて初めて見たし」ツン、恐る恐る奇抜な青い魚に指先で触れながら「俺にも何か手伝わせてヨ」と申し出ることも忘れずに)
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