チェシャ猫 2017-06-07 23:59:21 |
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――随分疲れてんなア!なしたよ。まさか城ン中で迷子になっちまったか!(厨房に姿が現れたと思えば既にすっかり疲れた様子、ゼエゼエと息を切らしているのを見れば堪える事なんてせずに面白がるような雰囲気でワハハと腹を抱えて笑い声を上げ、未だ引き摺る様に肩をくつくつと揺らしながら「良く分からねぇが任せろ!何とかしてやる!」何とも大雑把且つ適当な返事を共にしながら透明グラスに水を注ぎ、息を切らす彼へそれを差し出してから代わりに掲げられる袋を受け取り「先ずはその息整えて落ち着けよ。そんなんじゃ魚切りながら舌噛むぜ」ヒュウ、と口笛を一つ軽い音で鳴らしてからカラカラと笑い声を纏いつつからかいの言葉を続け。ダムより伝えられていた内容を今一度繰り返せば「えーっと、……ムニエル作るんだっけか。!!!すげぇなア!こりゃ美味いモンできるぜ」最初は独り言のように袋の中身を漁りながら続け、中に入っていた魚を見ればバチッと瞳を大きく開いてから良い材料にテンションを抑える事も出来ずに指をパチンと鳴らし「大分奮発したなァ、腕が鳴るぜ」ふんふん、と鼻歌交じりに魚を取り出し彼が息を整えている間に手早くした処理を済ませて「作るのはムニエルだけか?こっちの魚はシンプルに焼くのが一番美味いぜ」最後におまけで貰った分の魚を示して確認と共に料理人としての意見を伝えればツイと頭を捻り目を向けて)
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