主 2017-06-06 02:50:34 |
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【廊下→大部屋】
>和也さん
は――はいっ、ありがとうございます…ぇえと、なんでも、お預かりします…!
(やはり断られるだろうか。沈黙と比例して後悔が心中に広がると、上げていた顔も勇んでぴんと立っていた耳も再びしおしおと下がってしまい。が、そんな状態からでも突然飛んできた何かをキャッチできるのが獣人で。咄嗟に伸ばした手のひらに落ちる鍵を見、遅れて相手の言葉を理解すると今度は嬉しさに耳を立て、咄嗟に妙なことを口走りながらも精一杯大きな声で答え)
>咲耶さん
あの…じゃあ、私たちは一度戻りますけど…何かあったらすぐ、すぐ呼んでくださ――あっ、いっ、ぃち…亮太さんも、今、来てくれますから…!
(廊下を去る前に風呂場へ向かって繰り返し念を押し、歩き出してからも不安げに何度か振り返っていたが前から一条が歩いてくれば驚きつつも相手に伝えて)
>亮太さん
――ぅひぃっ…いつの間に…じゃなくて、わ、私からもお願い…します。お風呂場、滑りやすいので…また飛び跳ねて、こっ…転んじゃったりしそうで…咲耶さん…
(突然消えた(と思い込んでいた)相手がまた現れれば幽霊でも見たように顔を引き攣らせるが、前を歩いていた冴島につられて自分も頭を下げ、心の内に留めていた心配を気が気ではないといった様子で口にして。自分で言いながらぶるぶると尻尾を震わせると"お願いします、お願いします"とぺこぺこ頼み込んでから小走りで冴島の後を追い)
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