松野カラ松 2017-05-08 21:20:17 |
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〉チョロ松
……そ、それもそうだな……。……、……ならいっそ……確かめてみた方がいいの…だろうか…。……、振られたところで兄弟として接してくれるはずだ。諦めが付かないくらいなら玉砕して迫らないと心に決める位の方が、あいつも困らないかも知れない…。(相手がどうせ、と紡いだ台詞の奥底にある気持ちには気が付くことはなく、きっとどの兄弟に聞いても同じ事を言うだろうと思うし、相手がわざわざ知っていたとしても自分に漏らすようなことをするわけもない。何を聞いているんだと少し後悔しつつ、それでも気になってしまうのは本音。来る物拒まず。──違う。あいつは来る物拒まずなんかじゃない。上手くかわすのが巧みなだけだ。あいつは空気を悪くさせることを嫌うし、そうさせない術をいくつも持っているから。冷静に見つめればきっちり好きなことは求めるし、イヤなことは拒むし、長男としての我慢もしてる。案外はっきりした奴なわけだ。……オレの思いを伝えたところで、イヤなら空気を濁さずそうしてくれる。後の生活にも他の兄弟との間も響かないように流してくれる。そういう奴だった。そう思うと、なんだか想いを隠してぶつけつづけるのは長男に対して迷惑なだけなのかも知れないとずきんと胸が痛んでは思い詰めたようにぽつり漏らすと顔を上げ、相手へ目線向け)……二人の時に、告白してみた方がいいのかもしれないな。こんな話を聞かせてすまないチョロ松。ありがとうな。
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