嗚呼、嗚呼なんと。此処に来るのも久しい事です…。ぬしさまを永らくお待たせしてしまうとはこの小狐丸、一生の不覚。…如何か詫びには、永久の先までぬしさまのお傍に居りましょうぞ。 … さァ、ぬしさま。今宵の月は嘸美しいでしょう。小狐丸めの髪でも梳きながら、如何でしょうか。 ( ↑ )