シスター 2017-04-20 14:15:19 |
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私は…貴方がどこの誰だかは存じません……
(相手に触れようと伸ばした手は力ない相手の腕に振りほどかれてしまい胸元に戻す。相手は、深手を負い、その傷は古いものもあれば、新しいものもあり手当しなければ、菌がはいり化膿してしまうかもしれない。だが、相手は自分をというよりは、人を信じられないような目をしている。相手の目を見ては、その奥がゆらりゆらり、とゆれているのを見ては、きっとどこかで迷っているのかもしれない、と考えてはもしかしたら、先ほど教会に来る途中で慌ただしくしている警官とすれ違った。だから、そういった可能性がないわけではない。でも、今の自分は怪我をしている人を、目の前で熱に苦しむ人を、自分が人として助けてあげたい。
きゅっと、胸元に戻した手を握っては上記をゆっくりといって相手の目をまっすぐ見て下記を言い)
でも、その傷では身体に障ります。せめて、傷が癒えるまでは…
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