禁断の…

でも結婚を押し付けて離婚でもされた方がこちらとしては迷惑かと

そうよそうよ！
(と彼の後ろに着いて「今回はそれで済むが次はないぞ」とと忠告され

大丈夫ですよ。次で決まると思いますよ
(執事長に言う)

多分次で決まるわ！！
(と威勢良く言えば「…ん？次？」

(莉花に)
多分ですからね、多分ですから

えぇ…まぁそうね。
(と何を考えているのだろうと不思議に思って軽い返事をして

(莉花の反応に不安を覚え)
どうしたんですか?

大丈夫よ何もないわ
(それは相手が海人なのかそれとも別の人なのかとわからないギリギリのところで

そうですか...では私は失礼します
(と行って立ち去ろうと)

えぇ…
(いつもいるのが当然でもないのに意識し始めたからか急に寂しくなってしまって。)

(途中で立ち止まり振り返って)
お嬢様、またあとで
(微笑む)

…分かってるわよ
(と頬を赤らめて。夜になってベッドで本を読んでそろそろ寝たいなと思い

(莉花の部屋の扉をノックする)
お嬢様、起きてますか?

えぇ…起きてるけど
(と本を閉じて返事をして

えぇ…起きてるけど
(と本を閉じて返事をして

えぇ…起きてるけど
(と本を閉じて返事をして

えぇ起きてるけど
(本を閉じて返事をして

紅茶でも如何ですか?

(/すいません…！ミスです)

えぇありがとう。
(と彼から紅茶をもらって

(自分の分の紅茶を淹れて)
私も失礼致します

どうぞ
(と普通の執事と主人の関係だったら一緒に飲むなんて考えもないので自分たちの関係はまぁいいものだと思い。

(しばらく沈黙が続き、カップを置く)

…？どうしたの？
(いつもと違った無言に違和感を感じて尋ね

いえ、別になんでもありませんよ。

そう？黙っているから何かあったのかと思ったんだけど…あまり無理をしないでね
(と彼を心配するようにみつめ

(莉花の頬に手を触れ)
ただ昼間の件を踏まえ、お嬢様が将来どうされるのかと思いまして...

そうね…いい加減決めなきゃと思うわ。でも言う勇気が出ないって言うのか本音ね。
(と弱音をこぼして

(手を離し)
お嬢様ももうすぐ二十歳ですもんね...
あっという間ですね

そうね私ももう二十歳よ？貴方と出会ってもう十何年は経ったね…最初の海人といったらそりゃあサイボーグのような
(と昔のことを思い出して笑って

(赤面して)
あの頃はまだ新人で緊張してましたから

え、緊張していたの？
(と当初自分が嫌われているのでないかと思っていたので驚きの声をあげ

緊張ぐらいしますよ!
執事としての最初の仕事でしたから

そう？その割には周りが有能だって褒めてたわよ。私が結構我儘だったから
(とクスクス笑って

確かにお嬢様にも振り回されたりもしましたけど、それはそれで、楽しかったですよ。

そうね。私も楽しかったわ一人っ子だから兄がいたらこんな感じだったのかって何回も思ったわ
(と昔あったことを思い出して

大変だった事も今となっては良い思い出...

自分が言うのもなんだけどそんなに大変だったの？
(不思議そうに傾げて

執事の仕事は結構忙しいですよ?
(少し間を置いて)
でも、お嬢様にあうと疲れも吹っ飛びました

そう？なんでよ？

私も何故か分からないのですが、お嬢様に会うと安心すると言いますか、幸せになるんです

なにそれ…そんなに昔から私のこと好きだったの？
(とクスッとからかうようにいって

まぁ...そうですよ...初めて会ったときから...
(恥ずかしそうに)
一目惚れですね...

初めて会った時ってそんなに？
(と恥ずかしそうにして

そうですよ。
(少し恥ずかしそうにしながらも、莉花の顔を見て)

えぇ…私は純粋に可哀想にって思ったわ。こんな家に仕えることになってまだいい家はあるのにって思ったわ
(と少し悲しそうな顔をして

なんで可哀想何ですか?私は皇家に仕えられて幸せです。
(時計をチラッと見て)
もうこんな時間か...
お嬢様、申し訳ありません。お時間とらせていただいて。
(カップを片付けて立ち去ろうとする)

今日は何を言おうとしていたの？
(と彼が何も考えずにここにいたとは思えなくて

ただお嬢様がどう考えておられるのか知りたかっただけです。
深い意味はありません。

何について？
(と分かっていながら首を傾げて

将来の事とかですよ
(微笑んで)

将来についてはそんなに決めてないわ。あなたが一番知ってるでしょう？

ふふ...そうでしたね

でもそんな事もいつまでもできないって事も知ってるでしょう
(と嫌そうに言えば

願っていればいずれ叶いますよ
(からかうように)
それともこのまま危ない関係でいますか？

…いいわよ？
(不敵に微笑み

(もう1度莉花の近くに行き)
この方が逆に刺激的でいいかもしれませんね
(不敵に)

いいわね…最近飽き飽きしてたし
(と何を考えているのか分からないが不敵な笑みをこぼして

単調な毎日にですか？
(頬に手を触れ)

そうね…毎日の繰り返しで飽きてきたわ。家を捨てるのが一番スリルがあるけどそれはできないわ
(と楽しそうに

捨てる必要はありませんよ。お嬢様が飽きることがないように楽しませますよ。
(相手の首に手を回して)

そう？期待しているわ
(と笑うが首に手を回された瞬間何が起こるのかとビクッとして

なんか私の責任重大ですね
(微笑んでキスをする)

そうね。
(とキスをされれば顔を真っ赤にして

(キスをしたままベッドに押し倒し)
相変わらずお美しい

ちょっ…美しいなんて言わないで
(恥ずかしそうにして

(ネクタイを片手で外しながら)
本心ですから...こういうのを望んでいらしたんですか？

その先まではちょっと
(と叶うはずのない力で押し返して

冗談ですよ。さすがに常識はありますから。
ここまでですよ
(微笑む)

からかったわね…！
(と赤い顔で押し返して。自分からキスをして「…これでおあいこよ」と

ますますお美しくなられて
(赤くなった顔を触り)
まだまだ子供ですね
(からかうように)

段々と本性見せてきたわね…！
(と赤くなった顔で睨んで

なにがですか？
(微笑みながらキスをする)

ズルいわよ…！そうやってはぐらくすの！
(といいながらも受け入れて

いいじゃないですか。私は好きですよ。こういう時のお嬢様。
実にかわいらしい

可愛いって言われても何もしないわよ…！
(と顔を背けて

(しばらく黙り相手を見つめる)

……
(と目をそらして黙った後頰にキスをして「、満足ですか！」と

満足です
(微笑んで)
時間も時間ですしお休みなさいませ

うん…おやすみなさい
(と自分は布団を被って寝始めて

(自分の部屋に戻りベッドに入る)

はーー
(と彼がいなくなってから「どうしよう大人ぶってあんなこと言っちゃって…」と困り

(なかなか寝付けないためワインを飲みながら読書をし始め)

明日から絶対にやばいよ…
(ドキドキしながら眠りについて

(しばらくして眠りにつく)

次の日の朝考えて眠れなくていつもよりだいぶ寝ていて

(扉をノックする)
お嬢様、朝ですよ。

(反応もせずにまだ寝ていて

お嬢様、起きてください
(軽く揺すり)

ん…？嫌あともう少し
(と珍しく駄々をこねて

ダメですよ。もう時間です。

嫌…今日だけ眠らせて
(と頼んで

どうしたんですか？具合でも悪いんですか？

ただ眠いだけ…
(彼と逆方向にごろりと寝返りを打ち

眠いだけじゃダメですよ。起きて下さい。
(寝返りを打ったほうに行き)

嫌よ…あなたのせいで寝不足なんだから
(とぷいっと

はぁ...それは申し訳なかったです

だから寝かせて

う～ん...じゃぁ体調が優れないって言っときますよ

よろしく…
(と寝始めた

あ、執事長　お嬢様、体調が優れないらしく...

(執長「じゃあ、面倒を見て差し上げろ。宜しく」)

かしこまりました。

(何事もなくすやすや寝ていて

(色々な部屋を掃除して莉花の部屋の掃除も始める)

(そのまま寝ていて時折涙が溢れて

(ふと莉花を見ると涙を流しているので)
お嬢様！どうされました？

…？
(と寝ぼけているのか泣いてて彼に抱きついて「海人…！」

(突然の事に驚きながら)
どうされましたか？

嫌だ嫌だ…！
(そのまま泣きじゃくっていて

なにが嫌なんですか？

もう嫌よまわりに皇として見られるのも自由に生きてけないのも周りが自分に期待をかけるのも全部嫌なのよ
(夢で何かあったのかいつもなら言わないことまで全て言って

(莉花を撫で)
大丈夫ですよ。安心してください。
夢で何があったんですか?

あんまり覚えてないけど誰かに引っ張られるの…そしてみんな皇って言うの
(の震えている手に力を込めて

安心してください。私がお助け致します。
きっと疲れておられるのでしょう。

うん
(そのまま意識を手放すように眠って

(眠りについたので安心して掃除に戻る)

(何事もなかったかのようにすやすや寝ていて

(よく眠っているので安心して部屋を出る)

数時間後起きればぼーっとした頭でそのままの格好で部屋を出て。メイドたちに「せめて洋服に着替えて…！海人さんはどこに…！」と何故か慌てていて

(呼ばれて彼女の所へ行き)
どうされました?

…起きたらいなかったから…
(起きたら彼がいなくて驚いて裸足のまま彼を探しメイドたちがいるのにも関わらず抱きついて

!!…お嬢様、メイドたちが見てますよ
(周りでメイドたちが驚いて)

(周りからは「それよりも海人さん！お嬢様のお召し物を！」と言われ

あ、すいません。お嬢様、部屋に一旦戻りましょう。
(上記を言うが動こうとしないため)
しょうがない。
(御姫様だっこをして連れていく)

うわっ
(と目線は高くなり自室に戻り

(部屋で下ろし)
はい、お嬢様着替えてください。

分かったわよ…しょうがないじゃない寂しかったんだから
(と最後の方は視線をそらして

これからは気をつけてください。
(部屋からでて行こうとし)

…うん
(としょんぼりして言えば「…夢見が悪かったとはいえ…最悪よ…」とため息をついて

悪い夢を引きずっても良い事はありませんよ。

…ごめんなさい
(最近忙しくて疲れてたとはいえ彼に甘えすぎてたのではないかと反省して

では失礼します。
(部屋の外に出る)

えぇ
(と返事をすればため息をついて。

(部屋を出ると先ほどのメイドがいて)
「お嬢様とそういう仲だったんですか？」
(と聞かれ)

…
(いつものように経済新聞をみ初めて

違いますよ。
(と反応するが)
「もしこの事が旦那様のお耳に入ったらあなたはこの家に居られなくなりますよ」
(と言いメイドが立ち去る)

(もう3時でお腹が少し空いて「海人？」と呼べば。先ほどのメイドが来て「あら、どうしたの？」「海人さんとの関係は「あら、信じてしまったのね。大掛かりなことをした甲斐があったわ」と微笑んで

(呼ばれて部屋の前に行くと二人の話す声が聞こえるため立ち止まり)

(「それじゃそんな事はないってことですか？」「えぇ。貴女も騙されやすいのね気をつけなさい。他の諸先輩方はただのドッキリだと思ってるわよ？」「…そうですか」とそのままメイドは去っていき「どう？中々の名演技じゃなかった？」と

流石です。敵いませんな

あの疑った様子だと不意打ちでも食らったんでしょう？疑ってるって言う感じが満載だったわよ？
(と楽しそうに微笑んで

お嬢様のおかげで安心できました。
(微笑み)

そうね…その…今朝はごめんなさい
(と謝り

いえ、私こそ昨夜は申し訳ありません

いやそれは私が勝手に…
(としどろもどろして

(彼女の口に人差し指をあて、微笑み)
昨日はありがとうございました。

な…！どういうことよ…！
(と赤面して)

(不敵に笑い)
では仕事に戻りますので。
(部屋からでる)

ズルいわよ…！！そこで終わらせるのは！！
(とムキになって

~夜~
(ベッドに入り、読書をする)

(ベッドに入り寝始めるが長く寝てたのでねれなくて寝返りを打って

(誰かがドアをノックし)

(眠れなくて結局起きていてテレビのニュースをみていて

(扉を開けるとメイドが立っていて)
どうしたんですか？
「今のうちにあなたをものにしたいの」
(と言い部屋に入ってくる)

(たまには夜にどこかに出かけるのも悪くないと回っていればメイド達でお茶会をしていて「よかったら混ぜてくれないかしら？私だって皆んなとお話がしたいわ」と

(メイドから距離を取るように後ずさりし)
な、なんですか？
「意味分からないの？お嬢様に盗られる前に私があなたを頂くにの」
(上記を言うとベッドに押し倒してくる)

(少しおしゃべりをした後に「一人いないわよ」と声が上がり「では私も探しにいきます。散歩ついでよ？」とメイドと二人で行けばどうやら海人の部屋から声が聞こえメイドと「やはり海人さんには恋人がいましたか…！」「…えぇ、、そうね。こんなに長くいるのに気づかなかったわ」と笑顔を作って

(少し声を荒げて)
ちょっとなんですか！やめてください！
「いいじゃない、あなたには恋人はいないんでしょ？」
(上記を言い強引にキスをする)

(じゃあ帰りましょうかみなさんには適当に言いましょう」「はい！そうですね」と二人で海人の部屋を後にして。疑ってしまう自分が情けなくて「じゃあ私寝るわね長い時間ありがとう」と部屋に戻り泣いていて

(メイドを押しのけて)
やめてください！こんなこと。出てってください！早く！
「怒んなくても...はいはいすいません～」
(部屋から出て行った後)
もう...なんなんだよ...

(自分の中で彼にも何かあったんだろうと思うが分からなくて。泣いたまま疲れて眠りについて

(こんなことがあった後、莉花に会いたくなり、周りを警戒しながら部屋の前に行き)
お嬢様、起きてますか？入っても宜しいでしょうか？

…嫌よ入らないで
(彼の声がしビクッと反応すれば先ほどの声が頭の中で巡って会いたいはずなのに拒否してしまって

何でですか？お願いします。

嫌よ…ぜったいに嫌よ。貴方は執事よ
(自分に戒めるように言って

そうですか...そうですよね...分かりました、失礼しました。
(失意のまま部屋に戻り、ベッドに倒れこむ)

……
(所詮自分と彼は付き合うべき人間ではないのだと改めて認識させられて泣くしかなくて

(壁にもたれ掛かりため息をつき、いっそメイドと付き合ってしまおうかと、やけくそになる)

次の日の朝
…
(いつものように経済新聞を読んでいて

(いつものように彼女の部屋に行き)
お嬢様、おはようございます

えぇおはよう
(何もなかったかのように振る舞うが目は腫れていて

目、大丈夫ですか？腫れてますよ
(昨日の事については考えず)

…大丈夫よ
(急に彼と距離を取るように

そうですか。分かりました。では失礼します。
(悲しそうな顔をして部屋を出る)

えぇ
(と自分は大学に行く用意をして

(廊下でメイドに会うが目を逸らし、早足ですれ違う)

(運転手に送ってもらえば大学に行き普通のように授業を受けて。「…なんでここで意地を貼るのよ…」と自分に嫌気がさして

(仕事をしててもなかなか集中できず)

(すぐに家に帰り「…海人…！」と彼がどこにいるのか聞いて「まぁまぁ喧嘩なさったのですか？海人さんもそれはそれは仕事が手につかないようですよ？昔からお二人ともお変わりありませんね」と笑われ

(廊下を歩いていると莉花に会い)
お帰りなさいませ

海人…！
(とそのまま立ち止まって「…ごめんなさい。」と

どうされましたか?

昨日のこと…変に距離を取ってしまって。
(と申し訳なさそうにして

大丈夫ですよ。なんで距離を取るんですか?

だって昨日聞いたんだもの海人の部屋で女の人と喋ってるの…
(と俯き

(昨日の事を思い出し気分が悪くなり)
あれは、例のメイドですよ
昨日突然押しかけてきて...

押しかけて来て…なんなの？
(とその先も聞いて

キスされた...
(うつ向き)

まぁそうでしょうね、そこまで来たら其れ位はするわね
(と案外すんなりと受け入れ

はぁ...
(と、ため息をつき)

何でそこでため息なのよ？
(と首を傾げ

え、?何で?
(不思議そうな顔で)

何でって普通私がため息をつくところでしょう！！
(と頰を引っ張り

いてて、そ、そうですね
(微笑みながら)

うん。元気が出たみたいでよかったわ。仕事が手についてないっていってたわよ？

はい、先ほどの事で頭がいっぱいで..

まったく…ならもう大丈夫でしょう？喧嘩してって思われたじゃない…
(とぷいっと

そうでしたね。心配をおかけして申し訳ありません

ん…分かればいいのよ
(と少し嬉しそうにして

(あくびをして)
失礼しました

眠い？

はい、少し...