長老 2017-03-31 19:23:30 |
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はいはい、そんなに俺が来るの迷惑なんですね。わかりましたよーっと。
(どうにか出掛けるエンジンが掛かったようでのそのそと動き出した彼の姿を黙って見守っていて。ただ毒気のある言葉には少しばかり落ち込んだのか嫌味ったらしく此方も言葉返せば「あっかんべー」と子供じみた真似で応戦しつつ玄関を出て行き。すると青空の下時が止まったように立ち尽くす彼の背中を見て不思議そうに目を丸くし、ぱんぱんっと軽く肩を叩いて喝を入れると「どした?行こうぜ。今日は服屋が多くある春の地区を案内する」追い越しざまに明るい声でそう言うと、タンタンと軽い足取りで先を進んでいく。パーカーを羽織った程度の彼の服装が春の気候には丁度いいだろう、そんな事を考えながらやがて桜の木が並ぶ並木道の通りに出れば様々なジャンルの服屋もさることながらお洒落なカフェもランチタイムで賑わっており。「秀次腹減ってる?」相手の意思を尊重したいのか足を止めては後ろを付いてきている筈の彼の方を振り返って)
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