フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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ソジュン:わぁ、出店面白そう!みんなでお弁当とか作って花畑でピクニックせえへん?(質問をすると弾けば響く音色の様にポンポンと小気味好く返ってくる返答にいっそ清々しさを感じ。落ち着いている様に見えた相手の無邪気さを垣間見た様な心地になっては、同調するように両手をパチパチと打ち鳴らして感嘆の声をあげ。自分達に彼等双子、更には喋る猫さんにフラミンゴとドードー鳥、現段階で己が知っている人物の名を挙げてピクニックの案を提案し。「もちろん、お菓子担当はダム君とディー君なぁ」早速知り得た彼等の得意分野を活用すべく甘えた声でお強請りを。どうやら頼まなくてもダムが様々な所を案内してくれるようだと分かれば、得意のニンマリ顔が浮かび。育ち盛りの腕白坊主、疲れなど素知らぬ顔で遊びまわるなど得意中の得意。「いっぱい、色んな所行こうねぇ。ダム君、僕より先にへばったら嫌やでぇ」逆に彼の体力を心配するように言葉を掛けては上目で表情窺って。次々に出てくる言葉たちはまるで宝箱のように自分を捕えて離さず。ふんわりとした生地の上に、チョコレートやストロベリー、クリームが添えられる光景を思い浮かべるだけで”ぐぅ〜”とお腹が音を鳴らして訴えかけ。「ダム君、君って最高やぁ!そのパンケーキ食べれたらごっつ幸せやわぁ」想像するだけで見る見るうちに頬はふにゃふにゃと垂れ下がり、いつも以上にしまりのない笑みを顔いっぱいに浮かべ)
ソヨン:そやろ?これで負けたら賭けとは別にディーちゃんにうちの我が儘を一つ叶えてもらわなアカンわ(続く軽口の応酬、本心ではそう思っておらずとも彼がこの言葉を真摯に受け止め承諾してくれるならば、棚から牡丹餅。勝っても負けても自分に有利というもの。”ディーおじさん”との単語に思わずといった風に笑い吹き出しては、慰めるようにポンポンと彼の肩を数度叩き。「なんそれ!まだまだオジサンいう歳でもないやろ。うちにとってはカッコええお兄さんやから大丈夫やで」彼がオジサンならば、自分はお子ちゃまになってしまう。首を左右に振り相手の言葉を否定しては元気付けるために一言添え。健気で可愛らしい妹、というよりは手の掛かるやんちゃな妹であった自覚はあり。果たして彼の希望に添えるか分からぬものの、束の間、目一杯彼に甘えてみようか。兄にするように戯れつくように擦り寄ってみて。「えー!勿体無い!折角素材がこんだけええのに、飾り立てな逆に失礼やわ」服に興味がない、など考えられぬ事。驚きの声を上げると共に、ぐいっと顔を近付けマジマジと見つめながら真剣な表情で惜しみを見せ。お願い事にもちろん、と大きく頷き軽く握った拳を胸に当てては”任せてや!”と勢い込み。頼まずとも、帽子屋邸まで行く用事が出来ては、今から楽しさにニンマリ笑み。ピッと人差し指立てては一つの忠告を)
せやけど、途中で疲れたとか言うんはなしやからね!うちが満足するまで付き合ってもらうさかい覚悟しててや?
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