フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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ディー:――行ってらっしゃい、(持ちかけた褒美は見事心を掴んだようで、その中で作戦会議とでもいう様にソジュンより囁かれた企みに"にい、"と不敵に口角を上げて、承諾をせずに"どうかなぁ"なんてはぐらかしの返答を向け、先に進む背を見送るべくヒラヒラと手を揺らし。ソヨンにより握られた手を握り返せば勿論と言う様子で目配せを行って「俺、ダムにだけは負けたくないんだ」暗にソジュンから持ちかけられた提案には乗る気が無いと言う雰囲気で挑戦的な眼を最後ダムに向けて。一度扉が閉まれば「ソヨン、勝ちに行こうか」すっかり気持ちは勝利のみ、再びトントンと扉を叩き。開いた先に二人の姿が無ければ早速と広がる両サイドの扉や抜け道に「考えたって駄目なんだよなぁ、――ソヨン賭け事は得意?」意思を持つように迷わせるのがこの迷路の最大の核であれば出口に辿り着くのは運が物を言う訳で、と空いている手を軽く顎元に添えながら短時間でも元の場所が見つけられないほどにクルクル変わる部屋の配置を見やりつつ己なりの持論を纏め、繋ぐ手をクイと少しだけ引いて意識を自身に向けてから顔を覗き込む様に距離を詰め問いかけを一つ。「今日の俺はツイてるよ、珍しいアリスを見つけたからね」自信満々と言った雰囲気でリードをするように繋いだ手を引いて、合って要るのか間違っているのかも最初の内には分からないまま右に左に、とズイズイと足を進ませて。「そーだ。ソヨン、今だけはお姉ちゃん止めちゃえ。」足を進ませる中で出会ってからずっと甲斐甲斐しく立派過ぎるまでに姉をしているのを見ていたからか、ピンと閃いたように語りかけ"お兄ちゃんって呼んでも良いよ"なんて冗談めかした笑いと共に言葉を添えて)
ダム:僕がお前に負ける訳無いだろ、吠えてろよ(ソジュンに腕を取られればチームが決まったと言う様に瞳を細め、それから挑発的にディーより送られた言葉を聞き捨てならないと言う様子で自らも又、煽り返す様な口ぶりのまま返事を行って。ソヨンへ目を向ければ「それでは、また後で」と彼女に会釈を行ってから後ろ手に扉を閉じて。先ずは手探りと言う様に特に考える事も無く自らが扉を開いたり、ソジュンに決めて貰ったりと先を進みつつ「ソジュン、敵は本気です。僕たちも本気でやらないと」暗に先ほど彼が行った企みが効果を持っていない事を示すように言葉を送り、組んだ腕の指先を丸めて拳を握れば年甲斐も無くやる気満々と言う様子で「でも、本気だから問題なんてありませんね」にい、と得意げな雰囲気で口角を持ち上げ瞳を向けて。「ソジュン、この国は遊びに行く場所が多すぎて毎日が大変ですよ」元来、アリスをあっちこっちに連れ回すことが好みであれば彼の様にこの国に前向きと興味を持ってくれる性格とは己にとって好ましく、少ししか接しておらずともテファン同様に共にいるのが楽しいと好感を持っていて。「それに、城だって案外悪い所じゃ無いんですよ。キッチンがとても広いので、たっくさんお菓子が作れるんです」まだ行っていない赤の城に対して苦手意識を持っているのが伺えるソジュンを思ってか、己の得意とするお菓子作りを例に挙げ「僕とディーはお菓子を作るのが好きなんです、ソジュンはどんなお菓子が好きですか?」口はまったりとトークを楽しむ様に語りつつ、それでいてひっそりと闘志を燃やしていれば負ける気は欠片も無く足は出口を目指して一歩また一歩と進めて)
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