フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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ソジュン:女王陛下候補〜?なんで兄ちゃんは降りたのん?(よく分からぬ単語と素朴な疑問に無邪気な様子で首を傾げては質問を返し。確かに女王陛下にでもなれば自由は少なく拘束される時間は長いのかも知れない。また威風堂々と構えていることなど、まだまだ落ち着きの足りぬ己では困難というもの。「僕にも無理や思うけどなぁ」ポツリと言葉を零しながら、今からその候補から降りる方法を模索するぐらいである。少し離れた場所から聞こえた優しげな声にパッと顔を振り向けては、駆け寄ってくるダムへほわほわの笑みを向け。「うん!僕等ディー君とめっちゃ仲良うなってん。ダム君も今度僕とメリーゴーランド乗ってくれる?」2人から求められる同意に大きく首肯し、飛び付くようにダムの懐へ抱き付いては甘えるようにお願い事を口にして。やはり遊園地にいれば兄も居るし、フラミンゴやディーダムにも会えるのだと分かれば、更に城などより此処に住みたい欲求は高まるばかり。後はしっかり者の姉をどうやって納得させるかだけが課題である。また後で2人に一緒に説得を頼むのも有りかな、と楽しげな笑みの下、着々と計画を立てていき。2人の兄弟喧嘩など何のその、敢えて空気は読まず、我が儘坊主を前面に出してはディーとダムの手を片方ずつ握り、ぐいぐいと引っ張って)
なぁなぁ、2人で喋っとらんと僕と遊んでやぁ。2人のオススメのアトラクションはどれなん?
ソヨン:おおきに、1人で行かせて御免やで(ディーとソジュンと共に遊園地の中を巡り歩いている最中、少し前に別れた彼の姿を見付け。用事を終え帰ってきたダムにお礼と謝罪を述べて。女王陛下候補など全く身に覚えはないものの、今回特例を許してくれた女王陛下の存在には興味があり、一度会って挨拶をせねば、と考えていただけにダムから伝えられた伝言の内容にはしっかりと頷きを返し。弟を気にかける兄の言葉には妙な共感が湧き、彼を安心させるべく「ディーちゃん、ちゃんと案内してくれたから、うちら助かったわ。振り回したんはソジュンの方やしね」ニィと口角上げ、快活な声音で告げては”な?”と同意求めるようにディーへ視線向け。次いで甘ったれな、今もダムへ抱き着いている弟の髪をわしゃりとひと撫でし。運命、と言われれば確かにそうかもしれない。この広い国の中で兄を知っている人物に一番に見付けてもらい、其れが偶然にも己と同じ双子なのだから。感慨深げに双眸細めては改めてこの幸運に感謝の念を抱き。「ほんに有難う。最初に会うたんが、ディーちゃんとダムちゃんで良かったわ」しみじみとした声音でポツリ。暗に2人とも仕事がそう得意ではない雰囲気を感じ取っては、彼等の新たな一面を知れた事にくすりと笑い零し。弟が空気を壊すように割って入る様子を見ては、己も同意見であり。パンパンと両手を打ち鳴らし意識を互いから逸らそうとして)
ほらほら、そんな怖い顔せんと。折角遊園地来てるんやし、一緒に楽しもうや?
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