フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
通報 |
(ソヨンが教えてくれたソジュンの特徴と対応に微笑ましさを抱きつつ、穴の開いていない耳に触れられると普段触れられることが無い為に違和感が生まれ擽ったく動きに合わせて顔周りの髪が耳に触れる刺激がゾワゾワと背筋を震わせて、耐えきれずに肩を揺らしてから「ソヨンが作ってくれるなら開けちゃおうかな」自らも反対の耳たぶを触れる様に指先で触れて、物事を適当に考える癖が有るからか「似合うかな」なんてすっかりその気の発言を添えて。遊園地が見えた事でパタパタとソジュンが駆けてしまえばその勢いに当初こそパチと押される様子で瞬いて、直ぐに反応を見せるようにソヨンがその姿を追いかけて己の事も呼び止める為、連れられる様子で「そんなに急がなくてもへーきへーき」くく、とあどけなくも無邪気な雰囲気に笑みを交えて足を進ませ。キョロキョロと周囲を探すように目を向けて「もしかしたら誰かの所に仕事しに行ってるかも、……フラミンゴかドードー鳥に聞けばわかるかな」遊園地に仕事をサボりに来ることが多ければ、自然と彼が仕事に出ている話を聞いており。彼が部屋に引き籠る性質じゃないのは十分知っている為に浮かぶ心配を一つ、同時に連想で派手な見目の遊園地担当者を頭に描けば何よりも内一人は彼にとって大切な人の為に、"フラミンゴのこと"と思わずぽつりと呟いて。「ソジュン、ソヨン、―――あー、んん。やっぱり何でもない」喉元までせりあがったのは、二人が唐突の事に驚かない為の伏線の説明か、それでも呼びかけの先にいきなり紛れた先の国で兄には恋人が出来てますよ、とも、増してや少し偏屈なおじさんですよ、とも、告げる事が出来ず、言葉を飲み込み「あの一番奥のサーカス小屋がテファンの家」濁した代わりに一等と大きな建物であるそこを示しつつ「でも其処に入るときは……シー。気を付けて、煩くしたら一緒に住んでるフラミンゴに叱られちゃう」人差し指を己の口元に宛がって強ち嘘ではないことを事前に注意をする様子で伝え、明確な説明は出来ずとも彼が一人ではなく他にも人と暮らしていることを匂わせて。感動の再会になるか、将又どちらかの鳥が現れるか、プレゼントボックスを開封するときの様にひっそりと心臓を緊張に高鳴らせつつ扉を開いて)
トピック検索 |