フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
通報 |
(今日は彼の様々な表情を与えてもらっている。口下手な彼が精一杯、その瞳に愛しさを込め、自分を見詰めてくれる事の何て幸せな事であろう。一つの変化も見逃したくない、と細い金の眼をこれでもかとパチリと見開いては、相手の微笑に見惚れる。アピールして良い、と当人からの許可を得ればニンマリと口角を上げ。アピール等、己の得意中の得意分野。早速とばかりにピンクの髪先からほんのり覗く耳朶に、はむ、と小さな白い歯で甘噛みしては反撃される前にヒラリと身軽に彼から離れて。ひょいひょいとスキップする様に、草花が生い茂る小道を駆け出しては丁度木漏れ日が降り注ぐ拓けた場所で止まり。おーい、と彼に向け大きく両手を振ってはよく通る声で「此れからはご飯、ドドッチに教えてもろて俺が作る!ふーちゃんが食べんかったら他の人に手作りあげてまうもんねェ。そんから、相手してくれんかったら風に攫われてどっか行ってまうかもしれんで」意地悪げにニィと口端釣り上げ、光に反射する白い髪は自由気ままに風と戯れさせて。きっと此処まで追い掛けて来てくれる、何一つ不安なく自信いっぱいにそう思っては、白い指先を宙に踊らせ、来い来いと手招きを。「女王陛下?あー、なんかそんな話もされた気がするわァ。でもそれって、ふーちゃんと一緒に居るより大切な事なん?」頭の後ろで両腕を組み、考え込む様に首を傾げるも、このクニに来て初っ端から彼等の家へ移り住んでしまった己には遠い昔の話のよう。彼と共に居ることが一番大切だと、何の衒いもなく信じている自分にとっては些細なこと。何をそんなに困る事がある、と逆に首を傾げたまま質問をし返す。お目当のハートの装飾が存在感を主張する席に座っては渡されたメニュー表をじっくり吟味。「うーん、この季節のサラダに、白身魚のムニエル、あ、チーズ入りのハンバーグも食べたいわァ!そんから、唐揚げと親子丼も食べたーい!」一人でそんなに食べれるのか甚だ疑問な量の注文を次々としていき。勿論、自身の中では彼と二人で分け合う予定で)
トピック検索 |