フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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―――(己と共に居る為に過去を捨てさせてしまう、自分勝手な考えが彼にどれ程刃先を向けている事だろうか。それでも前向きな言葉が重石の様に乗りかかっていた罪悪感をストンと軽くしてくれて、「綿菓子にそっくりなのが後二人……そっちばっか可愛がったら悪いなァ」何を思って彼が噴出したのかはわらから無いが、彼が笑っていると言うだけで単純にも釣られてしまい、く。と喉を鳴らしながら返事を添えて。子犬の愛情表現の様に愛らしい口付を受けると続けられる恥ずかしい言葉も今は愛しく、今一度己へ抱き寄せる為、後頭部へ手を宛がってから己の胸へ彼の顔を寄せさせ「そりゃイイなァ、……でも俺、不器用だから。おめぇが作った奴、食うしかできねぇわ」語られる夢物語に水を差して「働くんなら、俺の手伝いでも良いし、双子も猫も帽子屋も手伝いは探してる。客商売がやりたいならジャバウォックや羊に紹介してやるヨ」抱き寄せていた腕を離して数少ない交流の中から己の紹介できる働き先を提案し「ドードーに頼めばもっと増えるケドよ、兎ん所は厳しいぜ」自分なら御免だと言う意識を込めながら厳格で厳しい二匹の兎を頭に浮かべて、「どんなのしてみてぇ?」少しだけ頭を傾けると何よりも先ずは彼の希望をと伺うような眼差しでその姿を捉えつつ問いかけて)
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