フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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作ってくれるなら大歓迎、――此処に住んじゃえば良いのに(軽口のように心配しているのではなく本当に自分たちの生活を心配してくれるその言葉に伸ばした人差し指をクルクルと空間をかき混ぜる様に動かして、「そうすれば出来立ても食べれるし」何よりも利点であるそれを続けると"に"と口角を上げ笑みを見せ。未だ見ていない兄弟だが、帽子屋を通して聞いていた兄の情報は当初彼女を見てフラミンゴの恋人と間違う位には似ていたし、もう一人の弟も似たような感じなのかなと納得が行き。数秒程お喋りな口を閉じて彼女の姿を見つめれば「見た目は?見た感じもこんな感じ?」兄弟と言えば見た目も似るのか、この国で兄弟と言えばそれこそ双子しかいない為参考になる知識が無く興味深いと言う雰囲気で尋ねかけ。奪うより先にパウンドケーキに口を付けるその様子を眺めれば味を堪能するように頬を緩める反応に釣られて目元が細まり表情を緩め「美味しいでしょ」先に自分の好物と伝えていたそれをこうして喜ばれるのは中々いい気分で、カップを下ろすと自らもピとパウンドケーキの入る包みを開いて「ソヨンは何か好きなの有った?」自分の好きな物、帽子屋の好きな物、そう続けば彼女の好きな物も気になると言う様子で「苺が好きなら、それレアチーズのタルトも美味しいよ」苺が好きだと言うのを聞いていればカットされた苺が乗るミニタルトを示して)
帽子屋:そうそう、綺麗な自分じゃないと自信が持てなくて(自慢のヘアスタイルを褒められれば少しだけ照れるように微笑んで指先で巻かれる毛先に触れ、そっと聞こえた呟きに瞳をきらりと輝かせれば「ヘアアイロン、色んなサイズのが有るからいつでも貸してあげる。女の子だもん、思う存分綺麗にしなきゃ勿体ないわ」手入れがされている彼女の髪質を見れば今までに自分の様に髪を虐め抜いてきたなんて事は無いのだろう、髪は痛むがケアをすれば問題ない。折角長い綺麗な髪なのに色々しないのは宝の持ち腐れと「アタシがいつでもアレンジしてあげる」綺麗に巻かれてると褒められたのが余程嬉しかったのか付け加える様に続け。ジャムを落とした紅茶を彼女が喜んでくれればニコニコと笑みを強め「ベリーも美味しいけどアプリコットがアタシの一押し、少し酸っぱいんだけどサッパリしてるから何杯でも飲めちゃうの」自分が紅茶に入れたジャムを一瞥してからフルーティな香りを楽しんで。滞在地を此処にさせようとする三月兎を見ればため息を落としてから「犬猫を連れてくるのと訳が違うのよ、折角兄弟と会えたって言うのに引き離すなんて駄目」食事の為に、と言った雰囲気では有るが彼女自体を気に入っての事は伝わる。それでも三月兎の考え無しの言葉を承諾する訳にはいかずに注意を述べて。「そりゃぁ、アタシだってこんな可愛い妹遊園地なんかに帰したくないわよ」おねだりの内容は作る服を見たいと言う心を擽る物、ああ可愛い!と募る思いのままにボヤキも添えて)
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