フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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>三月兎
漸く三月兎ちゃんもうちの魅力に気ぃついた?(喋らなければ詰まらないかもしれない、等と言われれば悪い気はせず。ふふん、と得意げに鼻を鳴らし両手を腰に当てて「それに折角一緒におるのに喋らんとか寂しいやん!」と自己論を述べる。基本わいわい楽しく過ごすのが好きな性分、此ればかりは治しようがない。どうやら同じお喋りさんという説はお気に召さなかったのか曖昧な返答のみで。「お喋りやなかったら意地悪さん?」くすくす、と軽やかな笑い声と共に揶揄いの言葉を続けて。今まで己れが出会った住人の名前が上がれば、うんうんと頷きつつチラリと帽子屋の反応を伺い。どうやら本当に手作りに飢えているらしい彼等の様子に今まで良く体を壊さなかったものだ、と逆に関心を持ってしまう。「レトルトもんばかりやと体にようないよ?なんやご飯いっぱい作ってあげたなるわ」冗談ではなく、本気で彼等の体の心配をし出しては、今度から多く作ってしまった料理をお裾分けしに来ようと真剣に考える。どうやら三月兎はまだ兄弟に会ったことがないようで。自分で言うのも何だが中々に個性の強い2人の顔を思い浮かべては「いっぺんに会ったら疲れるかもやね。何せ3人居ったら皆んな口が止まらんもん」何とも紅茶を飲む姿まで絵になる彼の姿を眺めながら、人差し指を立てて一つ忠告を送り。静かに出来た試しがない、今朝もなんだかんだと愚図る弟を宥めたり、いきなり惚気をかます兄の話を聞いてやったりと大変だった朝の一部始終を簡単に伝えては、やれやれと首を振り。意地の悪い言葉にはべぇ、と舌を出し、パウンドケーキの包装を剥がしてはお行儀が悪いと分かっていつつもパクリと半分程口の中へ。広がる紅茶の風味としっとりとした生地に舌鼓を打ちつつ、「もう口付けてもたもーん」と返答しつつ、頬はケーキの美味しさにふにゃりと緩む)
>帽子屋
え!ホンマに?へへ、おおきにお姉ちゃん!(まさかの彼からのお許しが出れば気が変わらぬ内に、若干の照れ臭さを声音に残しつつ”お姉ちゃん”と呼び掛けて。一つ目標が達成すれば次に気になるのは彼のファッション。綺麗な巻き髪に視線を注ぎつつ「髪、毎朝セットしてるのん?めっちゃ綺麗に巻かれとる!」中々髪を下ろすのが億劫で、作業の邪魔になる事からくるくると纏めてしまいがちな己れには羨ましいかぎり。はらりと額にちる前髪を一房摘み、今度試してみようかな、なんて呟きを落とす。紅茶の中にジャム、という発想が今迄なく、そんな飲み方もあるのか、と未知なる味に期待は高まり。向けられたジャムのラベル、考えるべくもなくストロベリーのジャムを手に取っては相手を真似るように一匙紅茶の中へ混ぜる。ジャムが紅茶の中へ溶けた事を確認すると恐る恐るカップへ口をつけて一口飲み込む。瞬間紅茶の中に、ほんのり甘いストロベリーの味を感じては美味しさに口元が緩み。「わぁ、ジャム混ぜるだけで全然味変わるんやねー。美味しい!どのジャムが一番お気に入りやのん?」色々な種類があるジャムのラベルを眺めては今度来た際には別の種類を試してみようと密かに心に決め。「交流会!なんや楽しそうな響きやね!」ウキウキ、と弾む様子で彼の案に肯定示し「そうでもないよ、大人数の料理作るんは慣れてるねん!」自信満々に胸にトンと片手を置く。言い切った後、そう言えば何故慣れているのか以前の記憶が曖昧で”ん?”と首を傾げるも、気楽に顔を出してとの嬉しい言葉に僅かに生じた疑問は煙のようにふわりと立ち消える。「絶対また遊びに来る!」と勢い込んで返事をしては「今度来た時はお姉ちゃんの作ってる服見せてな?」とお強請りも盛り込んで)
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