フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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(まさか"いいこ"と称されるとは予想外でありコツンと星でも落ちて来た様な小さな衝撃を受けつつ、何よりも好きな食材を上げただけで料理名が直ぐ提案できるその様子に本当に料理を行っていて得意なのかと失礼にも感心し、加えてはメニューを更に煮詰めるべく材料の確認をされれば頭を左右に揺らしてから「食べ物の嫌いは特にないよ、――あ。でも、辛すぎるのは苦手かな」手料理を食べれるとなれば自分もだが同居人もさぞや喜ぶだろうと想像が付き、偏食が無い事を伝えれば「楽しみにしてる」言葉其の儘素直な気持ちと言う様子で手料理が当たる事を待ち侘びる様子で"頼むね"と撫でると言うよりは軽い力でトンと触れる様に彼女の背に手を触れさせて。双子の違いとして彼女が述べた印象に確かにと頭を縦に揺らしてから「そう見えるかもしれないけど、二人とも中身はそっくりだよ」両手の人差し指を一本ずつ立てれば「ディーの方が構ってちゃんみたいだけど、ダムも大概だし。ダムの方が考え方が大人だと思いきやディーの方が先を見てるし」ディーの話をする際には右手の立てた人差し指を、ダムの話の際には左手の人差し指を随時少し持ち上げて。熱中して作品制作に向かう真剣な顔が綺麗だったから、そのシーンを切り抜いて残したかった似顔絵を社交辞令ではなく本心で喜んでくれていると伝われば少し照れくさく、青色の水性ペンを手に持って緩んだままの表情へペン先を伸ばし、柔かくふっくらとした彼女の頬へ遠慮なく同じサインをサラサラと書き残し。ははっ、と声を上げて悪戯めかした笑顔を浮かべると「どっちが絵か分からないから、どっちにも書いとくよ」画用紙には隅の方、彼女には頬と書き分けをしている時点で後付けの言い訳を。キュとペンにキャップを被せて抱きかけた照れくささを強引に悪ふざけに持って行き。アトリエを出れば問い掛けられた質問に考える様に少し間を置いて「どれも、美味しすぎるって事も無いけど不味いってこともない。……どれもこんなもんか、って感じだな」肩を竦ませれば可も無く不可も無くと思う菓子に素直すぎる意見を返し、「今日は有ったかわからないけど。__紅茶のパウンドケーキはその中でも美味しかったかな」ふむ。と改めて何が好きかを問われれば案外分りかねる物なのかと実感しつつ言葉を添えて、お茶会の会場に着くと自分の席に先に腰を下ろし「こっちが帽子屋、こっちが眠り鼠。こっちがソヨン」丁度準備が終わった様子で出迎える帽子屋を示し、次にはテーブルに突っ伏して眠る眠り鼠を、最後はそんな二人に紹介すべく彼女のことを順番に指さして説明して行き)
帽子屋:良い所にきたね、丁度いま仕度が終わったところ(紅茶の蒸らし時間も終えれば人数分のティーカップに紅茶をトトトと注いでいる時、二人の姿が現れるとニ、と口角を持ち上げて出迎えて。三月兎の口により紹介が終われば一層と笑みを強めてから「宜しく、ソヨン。折角来てくれたのに寝ててゴメンなさいね、寝てる時は何したって起きないの」眉尻を落として困ったように笑い飛ばしヤレヤレと頭を揺らして眠り鼠のことを代わりに謝り。空いている席を示してから「好きな所に座って頂戴、」と彼女の座る席を案内するべく言葉を掛けて、「ちょっと。アンタ、――本トにごめんなさいね、意地悪ばっかりだったでしょ。可哀想に」頬にされた三月兎のサインに気付けばギョっと瞳を大きく見開いて大変大変と手拭を差し出して、キと睨むような目つきで三月兎を見れば業とチクチクと言い聞かせる様に言葉を続けて)
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