フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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野菜が好き、レタスとかミツバとかブロッコリーも。ラディッシュも好きだし、キャロットも(料理に関して前向きな言葉が聞けると有難い事この上なく、更には好みを聞いてくれるその気配りに遠慮することなく自分が好きな物を伝え「ウチ、誰も料理できないから買ってくるものばかりなんだ。偶に城にご馳走になりに行くけど、……後は手軽にサラダくらい」男所帯だからなのかもしれないが、各々が自己の世界に籠る自分たちにとって下手をすればお茶会でお菓子を摘まんで終わりなんて言うのもザラのこと、食事が楽しい事と意識はあるが自分で作っても美味しくできずに食材を殺してしまう為に自分で作るのは大凡料理とは言えない野菜を切って皿にのせた物くらい。そんな食生活であれば好きな食べ物を聞かれても料理名ではなく食材しか出てこなくて。双子の内一人の名前しか上がらなかった理由を聞けばすぐに納得し「へぇ、だからだ。――多分、ディーだけが貰ったって聞いたらダムは拗ねて暫く面倒だと思うよ」肩を竦めては想像し、普段大人ぶり落ち着いた奴が拗ねること程面倒なことは無いと頭を左右に振り。「ピアスは分からないけど、似たようなデザインのイヤリングとかイヤーカフなら喜ぶんじゃないかな。ダムなら無くすこと無いだろうし」その場に居たなら開けないと怖気づいたところでディーに茶化されて開ける事になるだろうし、後々にディーだけがピアスをしていると気付けば釣られて開けに行くことは想像に容易く、それでも万が一に開けないと言ったとして何方かなら使える。それに几帳面な性分の彼ならば物を無くすことは考えられない、と一つの提案として指を立てつつ持ち掛けて。渡したのは所謂ラフのような時間つぶしに行うリフレッシュを意味合いにしたもの、にも関わらずサインまで求められれば悪い気はしないが申し訳なさも一応は感じ「サインなんて、___今ここで描いてたんだから要らないよ」必要ないと告げながらも差し出される其れを無視することは出来ず"March Hare"とサイン代わりに隅の方に書き込んで。扉が閉まればお姉ちゃんと彼を称したその言葉に「それ、本人に言ってごらん。きっと喜んでいつもより良い紅茶を出してくれるから」きっと今頃客人を持て成すべく庭の会場を整えてるのだろうその様子は簡単に想像が出来て「荷物、置いといて良いよ。双子に使うやつ、好きなのこれに入れて持ってけるように纏めたら良い」中身の入っていない小さなキャンディー缶を取り出せば本来の目的であるパーツ探しに使える様にと渡して、「眠り鼠ならきっとお気に入りの席でぐっすりなんじゃないかな。今朝見た時はそうだったから」マイペースな動きで出したものを片付けながら彼女がまだ会っていないその姿を思い浮かべ、「僕たちも行こうか」片付けば静かに微笑んでから扉に手を掛け「早くしないと置いてくよ」なんてレディーファーストの欠片も無い急かし言葉を残し)
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